中小企業、オミクロン影響も借入意欲旺盛
” 新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大を受け、オーストラリアの一部の業界は人手不足や物流問題で苦戦を強いられているが、中小企業の多くはオミクロン株の収束後を見据えて前向きな姿勢を維持している――。
中小企業向けのオンライン融資を手掛ける新興フィンテック企業プロスパ(Prospa)のモシャル最高経営責任者(CEO)が指摘した。18日付地元各紙が報じた。
同CEOは、同社が第2四半期(昨年10~12月)に四半期の貸付額としては過去最高となる1億8,660万豪ドル(約154億円)を融資したと述べた。
「オミクロン株の流行で多大な影響を受けている企業でも、先を見据えた借り入れを検討している」とし、今年に経済全体が大きく回復する可能性があると楽観的な見方を示した。
同社の第2四半期の貸付額は前年同期比で85.3%増となり、上半期(昨年7~12月)の貸付総額は同75%増の3億1,510万豪ドルに達した。
上半期の監査前のEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は900万豪ドルと、前年度上期の410万豪ドルの2倍以上となっている。
モシャルCEOによれば、1月に入ってからも中小企業からの借り入れ需要は旺盛という。”(出典:NNA ASIA)
コロナ禍が今後どのように推移していくのか見通すことは困難と考えますが、前向きな近未来を描いている経営者の動きは好感を抱きます。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2022年1月19日分の掲載記事です。
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