西シドニー開発、州政府の決定遅れで停滞
” オーストラリアではニューサウスウェールズ(NSW)州政府の決定の遅れにより、西シドニー空港周辺の新都心「エアロトロポリス」開発が停滞しているとシドニー西部の土地所有者と開発業者が主張している。16日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。
NSW州政府は2026年に開港予定の西シドニー空港の周辺で、州政府機関ウエスタン・パークランド・シティー公社(WPCA)の統括の下、新都心エアロトロポリスを開発する計画だ。
だが、州政府による主要なインフラ開発や資金調達の決定が遅れていることで、開発業者らからは不満の声が上がっている。
インガム・プロパティー・グループは西シドニー空港の向かい側にある180ヘクタールの土地の開発を計画。
同社のラマリー最高経営責任者(CEO)は15日、不動産業界団体プロパティー・カウンシル・オブ・オーストラリア(PCA)のイベントで200人以上の出席者に対し、NSW州政府の不作為のために土地の価格を適切に設定したり、明確な開発スケジュールを提供することができないと主張した。
WPCAのヒル最高責任者は、エアロトロポリスの開発には少なくとも1,000億豪ドル(約8兆2,700億円)の費用がかかると説明。
「これは非常に大きな金額であり、公平な分配が必要だ」と述べている。WPCAは昨年12月、NSW州政府に提出した青写真の中でインフラ開発の優先順位を示しているが、政府の決定がいつ下されるかは不明という。”(出典:NNA ASIA)
このトピックの履歴を遡ってみれば・・
昨年(2021年)11月、開発規模を考慮すると機関というよりリーダーシップを発揮できる人材に負ってくる側面が大きいようにも。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2022年2月19日分の掲載記事です。
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