失業率 − 2022年6月
” オーストラリアの6月の雇用者数は予想以上に増加し、失業率は約50年ぶりの低水準となった。
オーストラリア準備銀行(中央銀行)が8月に0.75ポイント利上げに動く可能性を市場はこれまで全く織り込んでいなかったが、雇用統計発表後は44%の確率が織り込まれた。
豪統計局の14日の発表によると、6月の雇用者数は前月比8万8,400人増加し、フルタイム雇用者が半分以上を占めた。
エコノミスト予想は3万人増だった。失業率は3.5%に低下し、1974年8月以来の低水準となった。予想は3.8%だった。
6月の労働参加率は66.8%(予想66.7%)。フルタイム雇用者は5万2,900人、パートタイム雇用者は3万5,500人それぞれ増えた。
豪州債は発表を受け売られ、3年債利回りは一時19ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、3.06%を付けた。
豪ドルはシドニー時間午前11時49分(日本時間午前10時49分)時点で 0.1%安の1豪ドル=0. 6754米ドル。
ムーディーズ・アナリティクスのエコノミスト、ハリー・マーフィー・クルーズ氏は「労働市場は信じ難いほど強く、そうでなかった場合に比べ豪中銀はインフレにより積極的に対応できる」と統計発表前に指摘した。”(Bloomberg via Yahoo! JAPAN)
記録的な低水準からも低下傾向が継続されており、専門家の「労働市場は信じ難いほど強く」といった表現には更なる低下も予測されます。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2022年7月15日分の掲載記事です。
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