バリ島テロから20年、なお残るテロ組織
” インドネシア・バリ島で2002年に発生し、日本人夫婦を含む200人以上が死亡した爆弾テロから12日で20年となった。
事件はイスラム系テロ組織、ジェマ・イスラミア(JI)が主導しメンバーが摘発されたが、組織の解体には至っていない。
11月の20カ国・地域(G20)首脳会議開催を通じ、東南アジアの大国として存在感を示したいインドネシアだが、テロとの闘いに苦慮している。
事件は02年10月12日深夜、バリ島の繁華街クタで発生。外国人観光客らでにぎわうナイトクラブ前で大量の爆薬を積んだ車が爆発し、日本人2人のほかオーストラリア人88人を含む計202人が犠牲となった。
12日にはバリ島で追悼式典が行われ、市民が犠牲者を悼んだ。豪州でも式典が行われ、アルバニージー首相ら政権幹部が参加した。
JIは事件後の掃討作戦で一時弱体化したが、農場を運営するなどして資金を集め、勢力を回復しつつある。戦闘員をシリアに派遣し、現地のイスラム過激派の下で訓練させていたことも判明した。
幹部が21年に政党を設立するなど、一般に浸透する動きも進めている。 豪州メディアは専門家の見方を紹介し、インドネシア国内で「JIが関与するテロ事件は着実に増えている」と警戒。
事件から20年が経過し、収監されたものの刑期終了で社会に戻ったJIメンバーがいることから、組織のさらなる活発化を懸念した。”(出典:産経新聞 via Yahoo! JAPAN)
事件当時の記憶が記事を読み朧げに蘇ってきました。距離の近接性から渡航先としての人気は根強かろうと、本文から気がかりな印象を拭えませんが、実情確認、安全性の担保は必須ですね。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2022年10月13日分の掲載記事です。
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