メルボルン在住の皮膚科専門医開発の薄毛治療法、最大100億ドル市場に
” オーストラリアの皮膚科専門医が開発した薄毛治療法が世界市場の2%を取り込むことに成功した場合、市場規模は年間で最大100億豪ドル(約9,154億円)に上る可能性があることが、新しいデータで示された。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。
メルボルン在住の皮膚科専門医のロドニー・シンクレア氏は1990年代後半に、血圧を下げる降圧剤として使用されていたミノキシジルタブレットを薄毛治療に使用する方法を開発し、これまでに2万人以上を治療。
米国や英国などの皮膚科医もミノキシジルタブレットを処方しているという。
皮膚科学会によると、世界の禿頭(とくとう)人口は男性が13億5,000万人、女性が9億6,000万人と、計23億1,000万人。
シンクレア氏によれば、このうち1,000人に1人がミノキシジルタブレットを服用したと仮定した場合、約230万人が1日2豪ドルを費やしたとして、薄毛対策としてのミノキシジルタブレットの市場は年間で17億豪ドルとなる。
髪に高い価値を置いている国では、ミノキシジルタブレットの摂取量がはるかに多くなる可能性が高く、市場が全体の2%に達した場合は100億豪ドル規模を上回る可能性があると述べている。
シンクレア氏は現在、オーストラリアのミノキシジルタブレットを使用した薄毛治療法の特許を保有しているという。”(出典:NNA ASIA)
国のイメージと結びつかなかったトピックですが、オーストラリア発で世界的に波及していくか、注目されます。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2022年10月14日分の掲載記事です。
オーストラリアにご興味をお持ちの方、Facebookページへの「いいね!」を是非宜しくお願い致します。