オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:シドニー湾のゴート島、アボリジニに返還。文化・観光に活用へ

シドニー湾のゴート島、アボリジニに返還。文化・観光に活用へ

” オーストラリア東部シドニー湾に浮かぶゴート島が、ニューサウスウェールズ州政府から先住民アボリジニに返還されることになった。

ミンズ州首相が今月1日、譲渡手続きを担う官民組織「移転委員会」と覚書を交わし、島の環境整備に4,300万豪ドル(約41億円)を支出すると表明した。返還後は文化・観光ゾーンとして活用される見通しだ。

ゴート島はシドニー中心街から北西に数百メートル離れた場所にあり、面積は東京ドーム(約4.7ヘクタール)よりやや広い5.4ヘクタール。

先住民の言葉で目を意味する「ミーメル」とも呼ばれる。かつてアボリジニの指導者らが住んでいたが、英国人の入植後に接収され、弾薬庫や兵舎、水上警察署が置かれた。第2次世界大戦後は州が所有。現在、イベント時などを除き一般市民は立ち入りできない。

今後の島の利用方法は、先住民の代表と州、国立公園当局などで構成する移転委員会で検討を進める。島内には1830年代の建物が残っていることから、文化遺産として市民や観光客に公開する案が有力だ。ミンズ氏は「この島は先住民との和解の象徴になる」と強調している。”(出典:JIJI.COM

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公式名変更といい、時代のうねりを感じさせられるニュースでした。

上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2023年7月7日分の掲載記事です。

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