青柳拓監督が描いた「みらいファーム」で暮らす人たちの前向きな日常:映画『フジヤマコットントン』鑑賞記

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年初以来の映画鑑賞について取り上げましたが、実は同日に映画2本を鑑賞。

鑑賞前日、「明日観に行く『さよなら ほやマン』どれくらい券、売れたんだろう?」とサイトをチェックすれば・・

自分が購入したはずの席が未だ「発売中」の表記。「あれぇ〜?」と購入後に送信されてきたメールを確認すれば・・ 上映時間も作品も違う!と衝撃の展開。

発売直後に急いで所定事項操作して過去一度間違ったことはありましたが、今回はノープレッシャーでの誤爆、、「見てるようで確認すべきところ全然見てないんだなぁ」と現実を見せつけられ、気を取り直して改めて『さよなら ほやマン』の購入手続き。

誤ったのは『フジヤマコットントン』なる作品で、あらすじに目を通したものの反応したくなる感じではなく、最初は「今後の教訓に・・(=見送り)」といった思いでいましたが、

・・そして急遽、1日二本立て。

次第に「これも何かの巡り合わせ」「無意識で買ったのだから」といった具合で当日、上映時間が近づくにつれ気持ちが鑑賞に傾いていき、一旦出直しを経て再度ポレポレ東中野を往訪。

ポレポレ東中野内の装飾。

気持ちが定まると俄然作品への興味が刺激されるもので、ストーリーは、

甲府盆地内に立地する障害福祉サービス事業所「みらいファーム」で生活する人たちの前向きに生きる日常が描かれたもの。

ドキュメンタリーで、取り上げられた対象から淡々とゆっくりとした進行で、上映時間を確認してみれば95分ながら

映画『フジヤマコットントン』予告編

鑑賞中、雑念が過ぎるようなことはなく、日ごろ自分が興味、関心を持ってこなかったテーマであったゆえの新鮮さからか、エンディングまで程よい集中でスクリーンに映し出される日常に見入ることが出来ました。

置かれた場所で咲きましょう

本作でも終演後にトークイベントが開催され、青柳拓監督と(監督と)親交のあるスーパーカドブラザーズ カド カイシュウさんが登壇。

上映後、青柳拓監督(左)とカド カイシュウ(右)さんによるトークイベント

「みらいファーム」が取り上げられた経緯(青柳拓監督のご家族の職場で長く馴染みのある施設であったこと)に、ほのぼのさせられるエンディングシーンに込められた思いに、登場人物に関する裏話しなど、鑑賞後の余韻に浸りながら心地良いひと時に。

映画を観ながら日常との向かい方に、周囲との接し方といったことに考えを巡らされ、自分が出来ることで喜びなり貢献を提供できたり、当たり前の如く享受出来ていることに感謝することの尊さといったことに思いを及ばされ、予期せぬ形での機会となりましたが、納得、満足を引き出せました ^^


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