下記の記事は、Facebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」6月26日付の記事を転記したものです。
(国際人)教育: 国際バカロレア
” 国際バカロレア資格とは、スイスのジュネーブに本部を置く国際バカロレア機能が定める教育課程を修了すると得られる資格で、国際的に認められている大学入学資格の1つです。
国際バカロレアに認定されている学校数は、2012年7月現在、世界143ヵ国に3,461校あります。
具体的に見ていくと、国際バカロレアには年齢によって次の3つの教育課程があります。
1. PYP(Primary Years Programme: 初等教育プログラム 3〜12歳
2. MYP (Middle Years Programme:中東教育プログラム) 11〜16歳
3. DP (Diploma Programme:ディプロマ資格プログラム) 16〜19歳
この過程の最後のDP(ディプロマ資格プログラム)を修了し、資格取得のための統一試験に合格することで、国際バカロレア資格を取得することができます。
2012年7月現在、国際バカロレアの認定校で、かつDPの過程が認定されている学校は世界141ヵ国に2,379校あります。国別の認定学校数は図(写真)のとおりとなっています。
いかがでしょうか。上位国を英語圏の国々が占めるのは想定内ですが、愕然とするのは、日本は16校しか認定校がないことです。
英語圏ではない発展途上国よりもかなり認定校の数が少ないことが分かります。
この認定校の数だけで議論するのは問題があると思いますが、それにしても日本の教育は国際化からほぼ遠い状況であることは間違いないと思われます。” (『終身旅行者 PT』74%)
子供の教育にお金を掛ける事は、どこの国でも共通した傾向があるものと思います。
「国際人」に育てるという観点で、「国際バカロレア認定校」という制度、ご存知なかったという方がいらっしゃれば、日本においてもオーストラリアにおいても、ご判断の基準としてご参考になればと思います。