下記の記事は、Facebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」7月2日付の記事を転記したものです。
オーストラリアのユニクロ: Uniqlo Australia ②
” 柳内正会長(メルボルン)1号店のオープンを前に「オーストラリアには2,000万人の市場がある。20万人あたり1店として、100店鋪は出せると考えている。そのうち50店を今後3年以内に出したい。実現すれば非常に嬉しい」と語った。
ジ・オーストラリアン紙が伝える柳井氏の発言によると「関税が30%もかかる上に、人件費は日本の2倍で、店鋪家賃は世界一高い。
そのためどうしても日本と同じ値段をつけることができなかった。それでもなんとかほんの少し高いだけにとどまるよう尽力している。できれば同じ値段にしたいが、正直非常に難しい」とのことである。”(NewSphere 2014.4.18)
今、Uniqlo Australiaのウェブサイトを確認したところ、2015年7月時点での店舗数6( ニューサウスウェールズ州4店舗、ビクトリア州 2店舗)。
1号店( Uniqlo Melbourne Emporium)のオープンが2014年4月であった事から、3年以内で50店舗は難しい感じですね。
現地では「世界一高いユニクロ」との声も聞かれました。実査時の様子ではアジア系に対するブランド力の浸透は感じられた事から、価格に競争力を持たせ客層の偏りを解消を図れれば、オーストラリア事業が一段加速してくることになりそうです。