オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:スーパーアニュエーション ② ー オーストラリアの年金制度

下記の記事は、Facebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」7月29日付の記事を転記したものです。

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スーパーアニュエーション ②: オーストラリアの年金制度

” 元本はどう拠出されるのか

雇用者は従業員の税引き前給与(グロス)の最低9%に相当する金額(2012年5月時点)を、各人のスーパーアニュエーションファンドに支払うことが法律で義務付けられています。ただし、1ヶ月のグロス給与が$450に満たない場合や18才未満と70歳以上の人は、この適用外となります。

スーパーアニュエーション基金に拠出される(積み立てられる)お金は、給与から差し引かれるものではなく、給与の9%が別で支払われるものです。しかし、給与形態によっては、スーパーアニュエーション込みで$xxxxという場合もあるので、注意しましょう。

スーパーアニュエーション拠出の義務は、従業員のビザの種類に関係はありません。永住者はもちろん、学生ビザやワーキングホリデーの人も、一ヶ月にグロスで$450以上の給与がある場合には、スーパーアニュエーションが支払われなくてはいけません。

時々、従業員にきちんとスーパーアニュエーションを支払っていない雇用者がいるようですが、ATO(オーストラリア国税局)にこれが発覚すると、それまでの未払い分の支払いはもちろんのこと、厳しいペナルティが課されます。

もし、今までスーパーアニュエーションの存在を知らなかったという人や、スーパーアニュエーションの対象になっているにもにもかかわらずこれまで支払われていなかったという人は、必ず雇用者に確認してみましょう。” (出典:http://スーパーアニュエーション.com

税率、最低給与額は可変数値として都度、確認が必要となるでしょう。税率に関して確認してみたところwikipedia(コメント欄参照)に ” (Year) 2014-2021 (Percentage) 9.5 ” の記載がみられ、且つ増加傾向が示されています。

支払う方、受け取る方で感じ方は異なってきますが、ワーキングホリデーを含め就業形態を問わず適用される制度で、オーストラリアでは、雇用に関する重要事項として把握しておかなければならない制度となりますね。

 


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