下記の記事は、Facebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」10月31日付の記事をもとに加筆、再構成したものです。
ラグビーワールドカップ2015 ⑩ :いよいよ決勝戦
日本時間の早朝に行われた3位決定戦が終わり( ラグビー南アフリカ共和国代表が勝利)、残すは決勝戦のみとなりました。
世界ランキング2位のラグビーオーストラリア代表と同1位のラグビーニュージーランド代表の対決で、2015年の対戦成績は1勝1敗.-
▪️All Blacks vs Wallabies 2015 Bledisloe Cup game 1, Wallabies Win 27-19
下馬評を見るとラグビー日本代表の(オーストラリア人)エディ・ジョーンズ監督が「僅差でのニュージーランドの勝利」を予想するなど、伝統、過去の戦績、直近の戦いぶりを背景にニュージーランド代表の評価が高いようです。
ここでは2つの斬り口から両国代表を比較してみたいと思います。
Facebookページで見る代表人気比較
まず人気。先日、オーストラリア代表: Wallabies(609,648-10/31現在)のFacebookページのいいね!数が600,000を超えた旨、感謝が記事になっていましたが、
ニュージーランド代表:All Blacksのいいね!数は3,329,019.-
因みに、両国に並ぶ強豪国の南アフリカ代表: Springboksは1,094,122.-
All Blacksが圧倒的ですが、サッカーでブラジル代表に人気が集まる如くやはり強いチームは人気があるもの。
▪️All Blacks vs Wallabies 2015 Bledisloe Cup Game 2, Eden Park 15/08/2015
応援しているチームは勝ってくれる事はスポーツ観戦の醍醐味と言えるでしょう。あらゆる競技の国代表の中でも最高の戦績(勝率)を残していると言われるAll Blacksに支持が集まるのは頷けることです。
「Springboksは(Wallabies比180%)で何でだろう?」と考えてみたところ日本には馴染みがないものの、アフリカ全土の期待を担っている側面があるかもしれません。
サッカーワールドカップでもアフリカの代表国は大会毎に高い評価を得ているものの、まだ、決勝レベルではありません。
オーストラリア国内のラグビーユニオン(15人制ラグビー)事情
また、オーストラリア国内事情に目をやると、現在、瞬間風速的には最大値に達していると思われますが、普段、15人制ラグビーの国内での人気はオージーフットボール、13人制ラグビー(ラグビーリーグ、 クリケットに次いで4番目。競技が行われているのは シドニーとブリスベンという話しを聞かれます。
そんな事情もあってか、オーストラリアラグビー協会は慢性的に赤字で、費用捻出のため今大会の結果に30万豪ドル(日本円で約2,600万円)賭けているとの記事も紹介されました。背に腹はかえられぬゆえの合法的手段。
方やAll Blacksは国を挙げてチームの強化策に乗り上げており、契約しているadidas Rugbyのブランドイメージに貢献し、資金獲得に繋がっている背景は伺われますし、ニュージーランド国籍を得た最高の栄誉はAll Blacksと考え、優秀な選手が15人制ラグビーに集まっているお国事情もあるでしょう。
4年に一度、世界3番目の開催規模を誇るスポーツイベントの頂上決戦
日本では南アフリカ代表戦を始めとする熱狂がまだ余韻を引く中、世界で3番目の開催規模を誇るラグビーワールドカップ決勝は土曜深夜1:00Kick Off.-
次の2019年大会は日本開催(Rugby World Cup Japan)となることもあり、4年後の熱狂を振り返るタイムマシーンで振り返れる日とすべく、今日は思い出の秋の夜長を過ごされて如何でしょうか^~^/