オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:オーストラリア人の判断基準 ①

下記の記事は、Facebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」11月6日付の記事を転記したものです。

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オーストラリア人の判断基準 ①

” シドニーの民放テレビ(地上波)のチャンネルは3つしかありません。そのうちの2つの局では朝に似たような情報番組をやっています(第3の局の朝番組は不人気で打ち切り)。

その一つの局がチャンネルナイン。朝の番組の司会者は「カール」という男性ですが、彼は自分の知識の無さ・軽薄さを売りにしています。

どんなお偉い相手にも臆することなくストレートに聞きたいことを聞き、言いたいことを言い、電話口の相手が怒ったら「ハハハ」と笑い飛ばし、「はい、ではさようなら」と切ってしまいます。

2014年には、行方不明のマレーシア機について、オーストラリア国内で著作を刊行した英国人ライターに対し、「まだ機体の部品一つ発見されていない段階なのに、推論ばかりで本を出すなんて、家族たちに悪いと思わないのか」などと食ってかかっていましたし、以前は泥酔したままで出演し、隣に座った女性キャスターに「近くで見ると、本当にきれいだね」と言い寄る姿がそのまま生放送されてしまったこともありました。

これでカールもいよいよ降板か、などと思ったら、ますます人気が出て、「彼の泥酔した姿をまた見たいわ」というコメントまでテレビ局に寄せられました。”( 『「おバカ大国」オーストラリア だけど幸福度世界1位! 日本20位!』No.1879、1889)

長くなるので明日に続けます。日本でもアメリカでも朝の時間帯の明るい感じの情報番組はどこも一緒という印象を抱いていますが、MCのパーソナリティを注意深く観察していくと、お国柄が見えてくるかもしれませんね。

なお、本文に登場する「カール」とは、Mr.Karl Stefanovic(番組名:Breakfast (Australian TV program)とみられます。

 


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