2015年末、ハードロックシーンの注目を集めた話題に Motley Crue が、バンド活動の打ち止めをアナウンスして
2014年7月2日から世界各地で盛大に行ってきた The Final Tour が、2015年12月31日に大団円を迎えたことが上げられます。
下記のリンク映像はオープニング時の模様が収録されたものですが
Final Show Opening song: Girls, Girls, Girls & Wild Side 12-31-2015
演奏にGirls Girls Girlsの曲が持つ猥雑な感じ、独特のグルーヴが炸裂していて、初っ端から場内の熱狂が伝わって来るさまは流石だなと。
The Final Tour/Showsに関する解釈は様々あるようですが、「もう客前でショウはやらない」というのが私の理解しているところ。
2014年に始まり、そこからカウントダウン状態で日本へは2015年2月。
私は不参加ながら、会場に足を運んだ友人たちは、それぞれの思いを込め熱い別れを告げてきたようです。
Motley Crueと私
私のMotley Crueの時代は学生時代、3rdアルバムの Theater of Pain がリリースされる直前頃のタイミングで、
それから30年近く。ライヴ歴は・・
- 1987年12月:Girls, Girls, Girls, Girls Tour(日本武道館)
- 1994年10月:VocalにJohn Corabiを迎えての Anywhere There’s Electricity Tour (日本武道館)
- 2005年11月:Carnival of Sins Tour(さいたまスーパーアリーナ)
- 2008年10月:LOUD PARK 2008(さいたまスーパーアリーナ)
人生を共に歩んできたといえる感じのするバンドの一つで、ファンの多くは顔をしかめられる事の多いJohn Corabi時代にも
Mötley Crüe – Smoke The Sky Music Video
そのアグレッシヴなサウンドに熱狂しました。但し、一番聴き込んだのは、やはり名盤と称される Dr. Feelgood ですねぇ。
同アルバム発表時をバンドの絶頂期と捉えていますが、私にとって最初にDr. Feelgood収録曲を含むセットリストを
爆音 & パイロの熱さを感じながら体感した Carnival of Sins Tour時のパフォーマンスは
Motley Crue – Shout at the Devil Live @ Carnival of Sins
他のバンドを含めてのベスト・パフォーマンスの一つに数えられる、思い出深いライヴとなっています。
盛大なる別れの宴
話しをThe Final Tourに戻すと、Vince Neil がMCで感極まったり、
Vince Neil’s Tearful Goodbye plus “Same Old Situation” 12-31-2015
直前のインタビューで「退屈」といった表現を用いていた Nikki Sixxは
明るくも感慨深そうだし。やはり特別な感じが滲み出ています。イメージとしては、Nikkiのお別れの方がMotleyらしいですね。
Nikki Sixx says Goodbye New Years Eve December 31, 2015
本編ラスト、年越しのカウントダウンを経て始まった Kickstart My Start での
FINAL SHOW – NEW Years Party! Kick Start My Heart
海外、アメリカだからこその火薬炸裂しまくりのステージセットは、生で観れなかったことを後悔させられるほどの迫力で。
一旦ステージを後にしてセンターステージに場所を移しての(アンコール)締めの曲は、本ツアーで不動の Home Sweet Home.-
FINAL SHOW EVER! FILMED FRONT ROW HOME SWEET HOME
個人的に最後バラードで終わってしまうのは、腑に落ちない感覚もありますが、
特にこの回は「お別れ」という演出上の効果も高く、「遂に終わっちゃうのか、、」の感慨を呼び起されます。
The Final Showを目撃せよ
どうやら最終公演は公式映像が収録されているようで、
リリース形態は把握していませんが、ファンにとってはマスト・アイテムになりますね。
通常はこういった状況で ” So Long Motley Crue ” といった惜別の言葉が贈られることになると思いますが、私はTwitter等のハッシュタグに準えて ” RIP Motley Crue ” の一言を選び、
熱狂の時代を長く共有出来たものの一人として、敬意と感謝をその一言に込めたいと思います。