オーストラリア ライフスタイル & ビジネス研究所:観光市場動向 ⑤

観光市場動向 ⑤

” 2011年3月11日の大地震から4年が経ち、震災により大打撃を受けた海外からの観光客数も着実に回復している。

日本政府観光局(JNTO)によると、2014年に日本を訪れた訪日外客数は史上最高の1,341万4,000人を記録し、対前年同期比で29.4%増と強い伸びを見せており、4年前の訪日外客数と比較して2倍以上の結果となった。

その中でオーストラリアからの訪日者数も大幅に増加しており、JNTOの発表によれば前年対比23.8%増の30万2,700人が日本を訪れたことになる。

一方、オーストラリア側のABS統計においても2014年9月までの12ヶ月間に日本を短期訪問した人の数は前年同期比で20%増を記録し、他方面と比較して大きな伸び率となった。

相変わらずの円安傾向に加え、2015年内には日本行き直行便が増便され日本への足が充実するため更に日本人気に拍車がかかる事が確実視されている。”(出典:『オーストラリア概要 2015/2016』p140)

2020年の東京オリンピック開催が決まったのが、2013年9月。世界の目を日本に向かせる効果は存在したものと思いますが、

東京オリンピックが開催される2020年までは、オーストラリアを含む海外からの旅行者流入が好調に推移するであろうとの見通しが大勢でしょう。

日本に来た旅行者に魅力を語るというニーズと合わせて、訪日前の潜在的なターゲットに(日本への)興味関心を刺激することで、更に今の流れを拡大することが出来そうです。

耳にした話しでは「日本に、まだ忍者っているの?」といった質問が出ることもあり(笑) それに対する回答マニュアルも存在するそうですが・・ 神秘性というのか、謎めいた部分も旅の第一歩に繋がるでしょう。

オーストラリアに絞ると、2014年の人口が2,363万人であったことからリピーターを考慮しない場合、(302,700人÷2,363,000人=1.3%)100人に1人程度は訪日経験があることになります。

かなりの水準であるように思いますが、一連の動きが続くことでオーストラリア人の日本に対する理解は大いに促進されますね。

オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所

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上記は、Facebookページ「オーストラリア ライフスタイル & ビジネス研究所」の2月19日掲載分の記事です。

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