Ramonesが解散コンサートで見せた見事なまでのカッコ良さ

最近ありがちなパターンでYouTubeで動画を視聴していると、モニターの推奨動画が表われ、

そのうちの1つが Ramones(ラモーンズ) の The Last Show と題されたもので、高校時代に来日公演を一度観ているものとしては興味深く見入ってしまいました。

 様々な媒体でリスペクトされたバンド活動

“The Last Show” part 1

ジャンルはパンク・ロックとカテゴライズするのか、映画になったり、アメリカでアニメに登場したり、

プロのミュージシャンからも多数敬意を評される伝説のグループ。

Happy Birthday to You (from The Simpsons)

駆け抜けた22年

Wikipedia で簡潔にキャリアを振り返ると・・

1974年結成、14枚のスタジオアルバムを残し1996年解散。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第26位。

・・とあり、誰もが知っているというメジャー級(The Beatles、The Rolling Stones、Queen)の知名度はないにせよ、ロック史の中で燦然と輝くバンドである事は議論の余地は無いと言って良いと思います。

2分前後のアップテンポの曲が殆どで、ライヴでは「1, 2, 3, 4」の掛け声から、それらの曲が畳み掛けられるのが一般的。

活動中に伝説となりながらも、見事なまでの潔い最期

その 解散ライヴ(The Last Show)を見ていて思ったのは、バンド活動の最後を飾る重みは 感じられず

大物ミュージシャンのゲスト出演はあるものの、例えば  9:03あたりからモーターヘッドのレミー(演奏曲の作曲者)の登場があるものの・・

“The Last Show” part 2

・・紹介があったり、セットアップする準備時間を与えるでもなく、むしろレミーが立ち位置に戸惑うシーン(9:12)があったり(笑)

普段、やっているコンサートを特別な事を極小に抑えた演出にカッコ良さみないな感覚を抱きました。

感傷無きラストシーン

演奏終了後(7:21〜)も、全員で肩を組んで感傷に浸る場面やセレモニー的要素もなく、

伝説のバンドとしては見事なくらい呆気ないエンディングですね。これを「らしさ」と称すべきなのか。

” The Last Show ” part 3

Wikipediaの続きに目をやると、メンバーのうち屋台骨を支えた VocalのJoey Ramone(メンバーは皆、Ramone姓を名乗る)と Johnny Ramoneは他界して久しく、

解散ライヴの時期からすると、完全燃焼出来るギリギリのタイミングであったとも推量されます。

ロックを口で語る事は容易ですが、このライヴではロッカーとしての生き様も垣間見え、

もはや20年近く前のライヴとなり、この時期に書く必然性はありませんが、今一度、Ramonesの残した足跡に敬意を評したく思いました。

Hey Ho Let’s Go !  ( ⇦RAMONESでお馴染みの掛け声 )

 


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