視聴率200%の異名を取る放送作家 安達元一さんが登壇されるセミナーに参加。
安達さんを知るきっかけとなったのは、かつてよく視聴していた「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」にご出演されているシーンを記憶していたことから。
近年はセミナー業界にも進出されているようで、輝かしい実績に裏打ちされる柔軟な発想法を求めて、
100万円以上の受講費を払っても100名単位での参加があるそうな。
今回は運良く実質無料で、ヒットを続出させる頭の中を垣間見せて頂ける貴重な機会に。
かくして、人の心は動く
因みに「視聴率200%」とは担当されている番組の視聴率の週間合計実績値に由来してのもの。
セミナーの主旨は、夏に開催予定のセミナーの予告編的な位置付けで
安達さんが持っておられるフレームワークの「人の心をつかんでヒットとブームを生む!物語を作る27のテンプレート」
の一部が公開され、合間にワークを行う形式で進行。
取り上げられたのは、
・やってみたいと思わせる
・その商品の「ほかにはないモノ」を見つける
・あなたの商品に、他とは比べられない差異はありませんか
例えば、その商品の「ほかにはないモノ」を見つけるでは、商品のセールスポイントを書き出した後、
競合と競争しなくてはならないものを落としていき、残ったものがセールスポイントとなりうる。
パソコンの場合、スペック、値段、ソフトなど、一般的に比較される事を書いても、それで人の心は動かない。
iPodが発売された時も容量等の性能が前面に出たのではなく、
「あなたの部屋にある音楽を全部連れて公園に行こう」(正確な表現、書き取れず)という切り口があって
あれだけのヒットに呼び込んだ。
また「セールスポイント」と聞くと、皆、良い事に意識が向きがちだが・・
青森県の青荷温泉「らんぷの宿」の場合、電気が使えない宿(夜間はランプ、携帯電話圏外など)として不便さを売り出し、
それでマスコミに取り上げられる等、注目を集めるに至った。セミナー中、気付かされたのは自然と発想に
「こうでなくてはならない」と前提、制限をかけてしまっている事。
アイディアを生み出す力は才能に非ず
安達さんから要点として伝えられた事として、アイディアは才能ではなく、技術を身につければ誰でも浮かぶようになるという事。
冒頭、披露されたエピソードでは、安達さんが開発したiPhoneの無料アプリが週間1位となり、
その際、広告収入で稼いだ金額が1週間で1,400万円(!)
アプリの内容は、女性の写真を見せて(その女性が)巨乳か貧乳かクイズを出して
正解した場合、原物を見れるという実にシンプルな仕掛け。
この他、手掛けるあらゆる事がヒットするのは、人の心が如何にして動くか、原則を抑えているからという事。
セミナー時間は70分程度で、大半が言葉として語られ、文字で記録できなかったのが残念なほどに。
このようなアイディアを得る方法にご関心のある方は、下記のFacebookページに「いいね!」を頂き、
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Editor’s Note
セミナー終了後、簡単に懇親会の場が設けられ、安達さんと歓談する機会があり、
普段、うかがえぬTV界の裏側の世界の話をお聞かせ頂く事が出来ました。
芸能人の方でいうと、明らかにこの人普通と違うと、安達さんが感じられた方もいらっしゃるそうですが、そういう方はごく少数。
例えば「私が、この人凄いなぁ」と思っていた方でも、コンビで凡人離れした才能を上手く視聴者に伝える立場を強く意識されていて
立場をわきまえる事で、サポートされる方もサポートしている方も、双方それが見ている人に魅力として伝わっている実態など、
考え方が場であったり、人の魅力と上手く調和されると、魅力がしっかり人々に伝わっていくという事になるようです。