先月(2023年2 月)初めに開催された ↓
サイン本お渡し会で入手していた著書。
泉房穂市長のことは、
” 2019年の市長選が行われる3ヶ月前のこと。市職員への2年前の暴言音声が突如マスコミで流されました。”(p339)
と一躍全国区になった?暴言がきっかけでしたが、その全体像が明らかになるにつれベクトルが反転し、関心が深まった次第。
泉房穂市長の功績なり、お人柄について知る好機と思っての今回でしたが、
”「冷たい社会」への復讐を誓ったのは、小学生のころのことだ。
こんな冷たい社会の中で、生きていたくはない。このまち、この社会を少しはやさしくしてから死んでいきたい。
子ども心に自分自身に対して、固くそう誓った。以来、怒りの炎を燃やし続けながら生きてきたような気がする。”(p3)
と障害を持った弟さんを通じて感じた社会観等から政治の世界に足を踏み入れる礎が有り、故石井紘基代議士との出逢いや紆余曲折を経て2011年の明石市市長選挙において69票差の僅差で当選。
(上記)政治を志した原点から明石市長に就任し、取り組んだことが
” < 5つの無料化 >
・18才までの医療費
・第2子以降の保育料
・中学校の給食費
・公共施設の遊び場
・おむつ定期便(0才児見守り訪問)
(中略)
・< 寄り添う施作 >
・養育費の立替払&親子の面会交流支援
・児童扶養手当の毎月支給
・戸籍のない子どもの支援
・こども食堂をすべての小学校区で開催
・児童相談所の改革(第三者チェックなど)”(p64-65)
を筆頭に事細かに記されています。
市民に寄り添い実現された多々の全国初に反転
それらの結果、既述の暴言を受けての出直し選挙では
” しかし思いがけないことに、子育て層と若者を中心とした市民による自発的な署名活動が始まりました。5千筆もの署名と熱烈な出馬要請を受けて、もう1度市長になるチャンスをいただきました。”(p339)
と70%の得票率を獲得して返り咲きを果たし、明石市の方も
” 私が市長に就任してから、明石市のやさしいまちづくりに多くの方々に共感いただいた結果、実際に明石市民になる人は大幅に増えました。減り続けていた人口が10年連続で増え、過去最多を超えていくほどの大きな注目を集め続けています。”(p323)
に財政(の一端)も
” 市の貯金である基金残高は、2010年度の70億円から、2021年度には121億円に、51億円増えています。「5つの無料化」などの施作を継続しても、さらに貯金が貯まる程度には余裕を持たせています。”(p353-354)
という流れ。
明石市長の職は、
” 2人の市議会議員と1人の元議員に暴言を吐いたのは明らかな事実です。”(p341)
と再度の暴言で、(2023年)4月一杯の任期満了で残念ながら政治家引退の決断を下されたとのこと、、。
インパクトある題名に偽りなしという内容で錚々たる政治手腕は是非、現場で発揮したいとの思いは上述のサイン本お渡し会で直にお伝えさせて頂いたものの、さて、泉房穂市長のご決断はどのように・・