昨春、アンソニー・ロビンズが登壇したセミナーズ・フェスタのおさらい。
7回目はアンソニー・ロビンズ登壇の2日目(フェスタ最終日)。
幸せと不幸せの分かつもの・・
側からみると誰もが羨む人生を送っていても、本人が全く幸せに感じていない場合、
人それぞれ、周りから思われているのと、自分が思っている状況とで、ギャップを実感した経験、
多くの人にあるものと思いますが、それは人生の状態と、自分の設計図が一致していない事に起因する。
この事について、アンソニー・ロビンズは・・
” 残念だが、人生が期待通りに行くことは少ない。期待と違えば、素晴らしい人生も不幸になってしまう。
では、人生が期待通りでなく不安や苦しみを感じているとき、人は何をするか?
実は、そうした不安や苦痛は「3つの選択肢」を与えるんだ。
まず1つ目。「無視する」ことだ。 ・・中略・・ しかし、これで問題が解決するだろうか?いや無理だ。 ・・中略・・
自分で責任を取るようにすると、無視や非難はできなくなる。すると、「自分の人生の状態を変える」ことになる。これが2つ目の選択肢だ。
仕事を転職する。問題の多い友人関係を断つ。何でもいいからトライして、とにかく行動してみる。何もしないよりはずっといいね。
そうして、期待値に近づくように努力するんだ。
しかし、行動しても、人生と期待が合わなかったらどうすればいいか?その場合は、3つ目の選択肢を選べばいい。
それは、「自分の設計図、青写真を変える」ことだ。
ここで言う設計図、青写真とは期待値そのものだ。どう考えても無理な計画値は変えていけばいいんだ。” (p50-51)
以下、取材記者のまとめで・・
” アンソニーは、幸せの公式は、「人生の状態=自分の設計図」であるとした。
逆に不幸の公式は、「人生の状態 ≠ 自分の設計図(期待値)」だと。
そして人生が自分の設計図(期待値)と合わないとき、その苦しみは3つの選択肢を与えるという。
1つ目は無視すること。しかし、これでは根本的な解決にはなっていない。
2つ目は、自分の人生の状態を変えること。これは期待値に近づくことだ。
しかし、期待値がどうしても自分に合っていない場合、3つ目の選択肢が必要となる。
それは、人生の設計図、青写真(期待値)を変えることだ。そうすれば、幸せは手に入るという。”
アンソニー・ロビンズの言葉に戻り・・
” 期待値が高すぎると幸せになれない。設計図を描き直さないと、幸せになれない。
本当の成功には、充足感がついていなければならない。充足感がない成功は本物の成功とは言えないんだ。” (p51-53)
以下、アンソニー・ロビンズが、説明に引用した話が分かりやすいです・・
” (イラク戦争のドキュメンタリー映画)病室である兵士が目覚めるところを収録している。
ベッドで目覚めたことで、自分が生きて帰ってきたこを実感した兵士は喜んでいる。
生きて帰れたことに感謝している。しかし、その兵士を見ている彼女は泣いている。なぜか。
それは兵士の左腕がなくなっていたからだ。兵士はそれに気づき、自分の左腕を見る。そして、笑ってひと言、彼女に言った。
「俺は右利きだから幸せだ!」
左腕を失ったのに、彼は自分は幸せだと言った。 ・・中略・・ 彼は失った左腕ではなく、生き残った自分の命にフォーカスを当てたんだ。”
一方で・・
” (チアリーダーの高校生の話)チアリーダーの高校生を集めて、No.1を決める大会があった。
彼女は、その大会でクイーンになれと、親に育てられてきた。そして投票日。
彼女は3000人の応募者のなかから、なんと5番目に入選した。すごい名誉だ。
しかし、彼女は自殺した。クイーンになれなかったからだ。彼女は、3000人中5番目に入ったことにフォーカスを当てずに、
優勝できなかったことにフォーカスを当てたんだ。これこそ、設計図の間違いだ。
このように、幸せか不幸せかは、期待値、つまり設計図に操作されているんだ。
では、幸せな人生が欲しければ、どうするべきか?それは、自分の期待を感謝に交換するんだ。すると生涯zずっと幸せでいられる。
感謝は恐怖を壊してくれる。試しにやってみるといい。感謝しながら、恐怖を感じることはできないんだ。
さあ、目を閉じて、感謝を感じて。愛が溢れてくるだろう?いいかい、その感謝はすでにあなたが持っているものなんだ。
そのすでに持っている感謝を感じるんだ。 ・・中略・・
子どもの頃の話でもいい。大人になってからの話でもいい。ロマンチックなもの、感動的なこと。
これらをひとつずつ、心に積み重ねていくんだ。 ・・中略・・
自分が達成して誇りを感じた出来事や感謝したいことを思い出してみてくれ。
その感情を掴んで、心臓に積み重ねろ!”
” この2日間でどう変わった?欲しい感情はすべて自分の中にあるんだ。 ・・中略・・
自分にとって正しいことを見つければ、人生は素晴らしい冒険になるんだ。” (p53)
振り返り 、 実践して、習慣化されること
以上、想定外で(笑)7回に渡った約10ヶ月前にアンソニー・ロビンズから学んだ事を紙上(⇩)から振り返ったもの。今回で完結。
読み進める過程で「あぁ、そうだった、そうだった」と、当時の情景が頭に蘇ってきたり、新たな気づきを得られたり・・
先日、フォローアップセミナーでお世話になった是久昌信さんの言葉を借りると
「日本でアンソニー・ロビンズを学んでいる人は多いけれども、実践している人は少ない」と。
>> アンソニー・ロビンズの学びを是久昌信さんで振り返ったフォローアップ <<
学んだ事の復習は翌日、1週間後、1ヶ月後と効果的なサイクルがあるようですが
ここからは今一度、習慣化を図るべく実践のフェーズへ移行ですねー