『アンソニー・ロビンズの「成功法則」』読了記の4回目。
>> アンソニー・ロビンズに学ぶ、自分の運命を決める大切な質問:『アンソニー・ロビンズの「成功法則」』読了 PART 1 <<
>> アンソニー・ロビンズに学ぶ、自分を信じ抜く力:『アンソニー・ロビンズの「成功法則」』読了 PART 2 <<
>> アンソニー・ロビンズに学ぶ、変われるタイミングに気付くべき感情:『アンソニー・ロビンズの「成功法則」』PART 3 <<
今回は、感情が発する「何かの対策を打たないと重症になるよ」とのメッセージ、心のダメージを防ぐ保守システムに関して。
行動警報1:「イライラ感」
” たとえば、愛の告白に悩み、悶々としている姿を思い浮かべよう。
その状況を表すシグナルとして、「倦怠感」「苛立ち」「不安」「嘆き」「当惑」といった不愉快な感情がある。
この「イライラ感(焦燥感)」は、「何かがおかしい」というメッセージであり、現在の行動が目的達成に一致していないというシグナルである。
この「イライラ感」の感情を(シグナル1)としよう。その対応策としては、
①自分への質問の仕方や、ものの見方を変えて、心理状態をすぐに変える。
②いまどう感じていたいか、何をやり遂げたいか、目標をはっきりさせる。
③気分や行動をよく見直し、少しだけアプローチの仕方を変える。
これらの方法で、いま抱いている感情をすぐに変えられるか、得ようとしている結果を変えられるか、試してみることだ。
行動警報2
もしも、不愉快な感情をそのまま放っておくと、多くの場合、それはさらに強いものとなり「恐怖」の感情(シグナル2)に移行してしまう。
「怖れ」や「危惧」「気苦労」といった感情は、これから起ころうとしていることに、もっときちんと備える必要がある、というシグナルを伝えているのだ。
こうした段階での対応策は、
①恐怖を感じる状況に備え、心理的にも肉体的にも、なすべきことを決める。
②その状況に対応するための、最も効果的な行動は何かを把握する。
③準備ができたら、それ以上は心配しない。状況にうまく対応している自分を思い浮かべ、揺るがぬ自信を持つ。
行動警報3
だが、それでも対応しきれず、愛の告白に挫折し、傷ついてしまうこともあるだろう。
「挫折」の感情(シグナル3)は、認識を変える必要がある、とか、過大な期待をしていたかもしれない、という知らせだ。
ここに至っての対応策として、
①実際には、何も失ってはいないと信じる。相手が拒否したからといって、必ずしも、もう君を愛していないわけではない。
②期待どおりにはいかなかったが、代わりに何か手に入れた可能性はあるか。結論を急いだり、期待しすぎてはいなかったか。それを問い直してみる。
③こうした感情を持たせた人物に、できるだけ上品で冷静に、その場に相応しい態度で話しかけてみる。
たとえば、「君が僕のことを、とても大切にしてくれているのは分かる。だから、本当は何が問題なのかを教えてくれるかな?」というふうに。
ネガティブな感情のシグナルに気づいたら、できるだけ小さなうちに退治する心構えをしておこう。” (p193-195)
行動警報、次回(後日)も続けます。