『アンソニー・ロビンズの「成功法則」』読了記第5弾。
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前回 ↑ を引き継いで、行動警報の続き。
行動警報 4
” 愛する人に裏切られたときの気持ちを、思い出してみよう。
「怒り」「不快感」「憤り」、あるいは「激怒」の感情(シグナル4)は、とても強力なものだ。
その根底にあるのは、癒されない傷心の思いである。
この感情は「自分にとって大切な基準やルールが、自分あるいは他の誰かによって踏みにじられた」というシグナルを僕たちに伝えている。
こうした場合の対応策としては、
① 「自分が誤解しているかもしれない」「相手にそのつもりはなかったのかもしれない」と冷静に振り返ってみる。
② 「自分のルールが、必ずしも適切なものとは限らない」と考えてみる。
③ 「ここから何を学べるか」「自分の基準やルールの大切さを、どのように相手に伝えられるだろう」、そう自分に問いかけて、怒りの気持ちを鎮める。
行動警報 5
とはいえ、「怒り」や「憤り」の感情をうまくやりすごしても、次に浮かんでくるのは「欲求不満」、つまり「フラストレーション」の感情(シグナル5)である。
ちなみに不満を人の前で口に出すと不平になってしまう。
それは、心のどこかで「もっと素晴らしい結果が得られたはずだ」「もっとうまくやれたはずだ」と思っているということだ。
この感情はアプローチの仕方を変えれば、まだ望みを達成できる可能性が残されている、というシグナルだ。
こんなときの対応策は、
① 柔軟になること。フラストレーションは君の友人だと思い、いい結果を得るために、新しい方法を考え直してみる。
② 望むものを手に入れる方法を見つけた人をお手本に、その方法を学び取る。
③ フラストレーションと向き合い、そこから学べることにワクワク感を持つ。
にもかかわらず、こうした試みがいい結果をもたらさないことも多いだろう。
行動警報 6
そんなときに味わうのは「失望」の感情(シグナル6)である。それが意味するのは、何かを永遠に失ってしまうという、意気消沈した落胆の感情だ。
この感情は、期待するものを変えよう、というシグナルでもある。その対応策としては、
① この状況から何を学べるかを考える。あるいは、期待するものを変える。
② やる気を鼓舞する新たな目標を決め、すぐに前進できるようにする。
③ 結論を早く出しすぎているかもしれないと考える。がっかりさせられても、ほんの一時的なものである場合がよくある。
④ ぐっと辛抱する。本当に手に入れたいものを、もう一度見直して、もっと効果的に目的を達成できる計画をつくる。
⑤ 過去に何があろうと、これから起こることを前向きに受け止める。
さて、どうだろう?フラストレーションにきちんと向き合えば、わずかな時間とエネルギーで、ふたたび喜びがもたらされるはずだ。” (p196-198)
マイナスに気付き、プラスを与える
今回は、ここまで。シグナル1に始まり、相当な分量となっていますが、これで3分の2程度。
感情が気付かせてくれる不具合の対処法で、よくぞここまでという段階別の分析ですが・・
自分のFacebookのウォールが桜で賑わう前、ロンドンで開催されていたアンソニー・ロビンズの4日間のプログラム
UPW(:Unleash the Power Within)に参加されていた方が、それぞれ「期待を感謝に変えろ」という事を書かれてた事を思い出しました。
朝起きて、理由分からずとも何となく力を奪われた状態で、意識してみると、自問自答している内容が負の連鎖を招くものだったり
解が不安の方に導かれる内容だったりしている事に気付かされ、上記の転換(期待→感謝)もそうですが
前回、今回で学んだ対処法からも、早期に自分をあるべき姿に向かわせてくれるヒントを得られますね。
という事で「行動基準」次回(後日)に続きます。