青山繁晴さんに学ぶ、世界政府アメリカの『嘘』と『正義』:『アメリカ・ザ・ゲンバ』読了

先日、中間記 ↓ をアップロードした

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<< 2016年11月25日投稿:画像は記事にリンク >> 青山繁晴さんに学ぶ、世界政府アメリカの『嘘』と『正義』:『アメリカ・ザ・ゲンバ』中間記

参議院議員 青山繁晴さんの『アメリカ・ザ・ゲンバ』を読了.-

硬派な内容のわりに引っかかることなく読めたのは、青山繁晴さんの文章力に拠るところが大きかったであろうと思いますが、

共同通信、三菱総合研究所、独立総合研究所で業務を携われる中で、

築かれた人脈(政府当局者、シンクタンク、軍人 etc)に、知見を駆使された内容が、独自の見立てとして本の中で明瞭に語られています。

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帯裏に掲載されている目次.-

明かされる公然の秘密

印象に残ったところでは・・

” どこの誰がアルカイーダを大規模に支援しているか、それは実は、主要国の国防・諜報関係機関にはとっくに常識として広まっている。

サウジアラビーアである。”(p227)

” サウジアラビーアの、イラクとの国境にもクウェイトとの国境にも近い最北部に、地図に載らない不思議な街がある(当時)。

街の名前は「エメラルドシティ」。あのオズの魔法使いに出てくる街だ。

実は、この地名はアメリカ軍が付けた。サウジの街でありながらサウジ国民の姿は見当たらない。

アメリカ空軍基地、それにアメリカ軍将兵と家族のための住宅、学校、病院、銀行、スーパーだけがある。

それでも人口は、確認されただけで六万五〇〇〇人を超え、実際はもう少し多いという情報もある。

一方で、サウジ政府が付けた正式な名前もある。

その名前は、サウド王家の皇太子の名を冠している。平民、庶民、国民は近づくなという政府からのサインだ。現に誰も近づかないという。

この奇妙なエメラルドシティは、いったい何のためにあるのか。王家は、悦楽の特権生活を続けるためにアメリカ軍の力に頼っているのだ。”(p228)

*(当時)の表記は、本書が2003年に刊行された『世界政府アメリカの「嘘」と「正義」』の親書版であるため

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青山繁晴さんが捉えている現世とは?

本ではワシントンDCに、ベルリンに、キャンベラなど、様々な都市を訪れて得られた多くの人が初めて聞く/知るであろう情報を中心に、

青山繁晴さんが常々言っておられる「自分で考えてみる」ことの素材が存分に開示されています。

本で取り上げられているトピックは原則、原書の『世界政府アメリカの「嘘」と「正義」』が出版された2003年時点に合わせられていますが、

最後に付け加えられた「それからの章」では、時間軸が2016年に定められており、その章の醍醐味からするに

国会議員としての公務で時間的な問題はあるかもしれませんが・・  是非、最新の国際情勢にフォーカスされた新刊の刊行を切に望むところです。

 


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