青山繁晴議員の『ぼくらの選択 虎穴篇』を読了。
先月(2022年7月)末に読了していた
(3冊)シリーズ2冊目に冠せられた虎穴篇とは、
” この書の第二巻を「虎穴篇」と名付けたのは、おのれの経験をなぞるためだけではありません。日本の唯一の主人公、主権者・国民と「いざ、虎穴に入らずんば」を追体験し、志を共有するためです。”(p3)
との思いが込められたもの。
護る会
” 政、まつりごととは、味方、仲間を増やすことであり、ひとりでやるべき執筆活動とは違う。
同時に、利害に群がり陣営をつくり、敵を増やしてばかり居るのもまつりごとではない。
・・中略・・
非力なわたしであっても、天は配剤される。
・・中略・・
指定された議席に座ると、たまたま隣り合わせたのが、山田宏さんだった。
・・中略・・
隣になっただけで、山田さんは親しく、さまざまなことを聴いてこられた。何気なく答えているうちに予感がした。
たとえばこの人と手を組んで、新グループを作るのではないかと、ふと考えた。
・・中略・・
そして令和の時代となって二か月が経ち、参院選が近づく令和元年、西暦二〇一九年六月二十日に、勉強会から行動する会に模様替えをして、初会合を開いた。
これが「日本の尊厳と国益を護る会」(護る会/JDI)である。”(p81-82/p87)
という青山繁晴議員活動の中心的位置づけにして、
先ごろ当選を果たされた参議院議員選挙で
” わたしの後の代表と考えていた議員からも「青山さんが居なくなれば、護る会は瓦解します」と言われました。”(p436)
と2期目再出馬の原動力となった「日本の尊厳と国益を護る会」誕生の経緯に、活動の履歴に。
直視すべき現実。そして・・
” 今もワイキキには多くの日本人が訪れる。だがバスでもタクシーでもレンタカーでも二十分ほど行ける真珠湾に行く人は少ない。無理もない。学校では、入学試験に出ない現代史を教えず、オールドメディアは「日本だけが悪いことをした」を絶対の定説のように流し続ける。真珠湾の現場を確かめたいという意欲が、ふつうには湧くはずがない。”(p101)
という悲しき/目を向けるべき 現実に、
” もしも中国が民主主義を導入すれば、広すぎる国土、多すぎる人口、多すぎる異民族をコントロールすることは不可能だ。独裁しかないのである。
その独裁主義にアジアの新秩序を造らせてはならない。古来、オリジナルな民主主義を持つ日本の義務、役割である。”(p361)
と現下に抱える危機から読者、日本国民へ向けたメッセージに。印象としては、青山繁晴議員の活動録的にも捉えられ、月内にもう一冊、最後の『ぼくらの選択 天命篇』へ〜