6月というと日本では5月のゴールデンウィークが過ぎ、しばらく祝祭日無し且つ梅雨入り期間と、長く感じられる方が多いのではと推量しますが、
北米大陸(アメリカ、カナダ)では、昨秋に開幕したプロ(フェッショナル)スポーツの
NHL(プロ・アイスホッケリーグ)と、NBA(プロ・バスケットボールリーグ)が、何れも頂上決戦を迎えるという注目の月となっています。
NHLの方は先月、取り上げましたスーパースター候補生 Connor McDavid:コナー・マクデヴィッド選手のベンチマークとも言うべき
Sidney Crosby:シドニー・クロスビー選手の在籍するPittsburgh Penguins:ピッツバーグ・ペンギンズが
Sidney Crosby 2015-2016 Highlights
優勝チームに授与されるStanley Cup:スタンレーカップに第4戦で、San Jose Sharks:サンノゼ・シャークス相手に3勝1敗と王手をかけました。
決勝戦であることから、このまま一気に決まって(終わって)しまうのも味気ない気がしますが、
何がきっかけ流れを失ってしまうかもしれない短期決戦の怖さがありますから、
リードしているピッツバーグ・ペンギンズに「あと(最大)3戦あるうちの1つ」といった気の緩みはないでしょう。
なお、第4戦の試合前にはMETALLICAのメンバーが登場して、アメリカ国歌を演奏したそうな。
伝説を更に輝かせるか、地元愛か
NBAの方は、2年連続でGolden State Warriors:ゴールデンステート・ウォリアーズ対Cleveland Cavaliers:クリーブランド・キャバリアーズの顔合わせで
リーグを代表する Stephen Curry:ステフィン・カリー(ゴールデンステート・ウォリアーズ)対 Lebron James:レブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)のスーパースター対決という側面もあり、
視聴率が歴代最高を記録するなど、例年にない注目度となっています。
ステフィン・カリー選手は、歴代プレーヤーの中でもシューティング・スキルが高い評価を受けていますが、
距離の長いシュートでも、高い確率で決めてしまうところが傑出しています。
Stephen Curry Top 10 Impossible Shots
この二人、何と生まれた病院が一緒という凄い因縁ですが
ゴールデンステート・ウォリアーズが勝てば2連覇。
レギュラーシーズン73勝9敗と、勝利記録を更新したシーズンを完全なものとさせることになります。
一方、クリーブランド・キャバリアーズが雪辱を果たせば、レブロン・ジェームズの生まれ故郷のオハイオ州に1964年以来のメジャー・タイトルをもたらすことになり、
それは2014年、チーム復帰時にファンと交わした約束でもあり、スーパースター伝説を不動にする大仕事となります。
こちらは2戦目まで終え、ホーム開幕となったゴールデンステート・ウォリアーズが連勝発信。
ゴールデンステート・ウォリアーズは、Strength In Numbers をスローガンに掲げた通り、
ベンチスタートのプレーヤーを含めたチーム全体の活躍で、特に第2戦はクリーブランド・キャバリアーズに33点差をつけ圧倒。
こちらも第3戦に流れが続くと一気に決まってしまいそうで、場所をクリーブランドに移す第3戦(日本時間6月9日)が重い意味を持つことになります。
時代も味方につけるアスリートは誰に・・
こうして見てみると、スーパースター選手の存在はチームを一段高いレベルに引き上げる効果がありますね。
時代を象徴する存在でもあると言えますが、かかるプレッシャーを跳ね除け、
栄誉に与かるスーパースターは何れのアスリートになりましょうか。その答えが間もなく示されます。