多摩動物公園で開催されたタスマニアデビルお披露目会に行ってきました。
オーストラリア好きのファンクラブ「クラブ・オーストラリア」が、夏(以降)へ向けイベントを計画にしていくことを受け、
下見的な意味合いをあっての往訪で、ゲストパスを首からぶら下げての入場も、
この日に課されていた任務は殆どなく、限りなく一般の来園者と化し ・・ ^^;
「一体、(多摩動物公園に)何年ぶりに来たんだろう??」と、少なくとも35年は超えていたものと思いますが・・
幼少の頃の思い出が詰まっている懐かしの場所に、
オーストラリアからやってきた親善大使お披露目となる仄かな熱気に、ちょっとした非日常を実感してきました。
日豪関係促進の使者来たる
タスマニアデビルの日本登場は、今回が初めてではなかったそうですが、
20年振りとか相当な間隔が空いての話題性のある出来事で、園内にはTV局の取材クルーの来訪があったり、
来賓には在日オーストラリア大使館の要職に就かれている方も名を連ねるなど、
既述の通り、(タスマニアデビルに)オーストラリアと日本の二国間関係の親善大使的な役割も感じ取れ、
テープカット前から展示スペース前に伸びた行列を見るに、各方面での関心の高さがうかがえました。
日本でもシェアされるべき現実
オーストラリア国外でタスマニアデビルの姿を目の当たりに出来るのは、世界でも僅か6ヵ国、
アジアでは日本のみというレアな見学機会(常設)。
そこには伝染病(顔面腫瘍病)により、タスマニアデビルの個体数が激減し、絶滅危惧種に指定されるなどの現実があり、
SAVE THE TASMANIAN DEVIL↓なる救済、啓蒙プロジェクトが
国家レベルに通じる形で展開され、多摩動物公園が同プロジェクトに参画する形で、
2頭のタスマニアデビルが日本へやってくることになった経緯があるようです。
私個人、今までにオーストラリアの動物園でタスマニアデビルを見ている可能性はありますが
それを目的とした機会は今回が初めてで、そのお姿に興味深々というちょっとしたワクワク感がありましたが、
デビルの名称と裏腹に、手のひらより幾分か大きくしたサイズに愛嬌のある動きで、しばしその動きに見入っていました。
タスマニアデビル@多摩動物公園(2016.6.11)
一方でデビルと称されたネーミングに、口を開けた際の牙に獰猛な印象も受け、午後に開催された来園記念講演後に
講演者(タスマニアでの飼育担当者)に個人的に質問しに行ったところ「人を攻撃することは決してない」とのことで、
その実態が知られるほど、多摩動物公園の人気者となっていっても不思議ではない愛くるしい独特の存在感を放っていました。
余暇の選択肢に、タスマニアデビル見学を
今回のお披露目に際して、マスコミ等を利用して大々的にPRされた形跡は見られず、
半日を多摩動物園で過ごした感じでは試運転的な印象を受け、今後、徐々に露出が増えていくことも考えられますが
(8月は週末などに夜間営業も実施されるそうな)癒しを求めての来園に、或いは社会貢献的な観点から、
余暇の選択肢に、タスマニアデビル見学をご検討されては如何でしょうか〜