2016年連邦総選挙、ターンブル首相が勝利宣言
” 2日投票のオーストラリア総選挙で、ターンブル首相は10日記者会見し、「与党が勝利した」と宣言した。
与野党の接戦となり、結果判明まで1週間以上かかった。ただ、上下両院とも与党保守連合(自由党、国民党)は議席を大きく減らすのが確実。
ターンブル政権は2期目に入って、一層難しい政権運営を迫られそうだ。
集計作業はまだ継続中。公共放送ABCの開票速報によると、政権党を決める下院(定数150)の与党獲得議席は74(改選前90)。
過半数(76)到達は微妙だが、既に無所属議員らの協力を取り付けた。野党労働党は66、その他5、未確定5となっている。
リベラル派として知られるターンブル氏は昨年9月、アボット氏を追い落として首相に就任。
29年ぶりの上下両院解散に打って出て、経済政策をアピールしたが、支持は広がらなかった。
「賭けが裏目に出た」(豪紙)形となり、アボット氏支持の右派が巻き返しに出る可能性がある。
上院(定数76)でも与党は苦戦し、過半数割れが確定的。
大衆迎合主義の少数政党が躍進しており、環太平洋連携協定(TPP)関連法案の審議などが難航する恐れがある。
また、中国との経済関係を重視する親中的な外交姿勢を首相が続けるかどうかも注目されている。 ”(出典:時事通信)
下掲の記事 ⤵︎ を書いてから
1週間、「やっと終わったかぁ」なんて思っていたら本文に・・
” 集計作業はまだ継続中。”
とあり、オーストラリアの総選挙から8日後(2016年7月10日)に行われた日本の参議院選挙の開票結果が
20時の締切後10時間程度で、全議席確定させたこととギャップを感じましたが、大勢は判明したとのことで、一段落と言えるでしょう。
勝利宣言といえども、実態は改選前の勢力は削がれてしまい、何かの弾み(重要法案の取り扱い等)で、「また選挙が遠からず」といった見立てをしていますが、
日本との関係は一進一退はありながらも、重要性は双方認めるところですので、第2期 ターンブル政権の手綱捌きに期待を寄せたいと思います。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所
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