高城剛さん発行のメールマガジン「高城未来研究所フューチャーリポート」で読者とのQAコーナーを再編集した
『白本 参』を読了。
シリーズ最初の『白本』を最初読んだのが、2014年8月であったことから
裏『白本』とも云うべき『黒本』シリーズを含め、2年余の付き合いと。
自分を見失わないための2つの質問
今回も刺激的、ワクワクさせられる内容で、例えば・・
” 「何か問題が生じた時に、自分を見失なければ、問題は解決できる」といったことをおっしゃっていたと思いますが、
自分を見失う問いは、どういうことでしょうか?見失わないためには、どうすればいいのでしょうか?”(No.193/数値は電子書籍のページ数)
という読者からの問いに、高城剛さんは
” ご質問者に限らず、多くの方は自分のことをわかっていない可能性のほうが高いように感じます。
モチロン、僕とて例外ではありません。僕が僕自身に「自分のことをわかっているのか?」と問えば、正しく答えられるか正直わかりません。
ただ、質問をふたつのことに替えて、ご判断材料にしてください。
ひとつめは、自分に何か身に余る「過剰なもの」があるかどうか、です。これはモノなどに限らず、情報なども含まれます。
言うまでもなく、情報も含む「過剰な何か」に捕らわれると自分を見失ってしまうものです。
そして、もうひとつは何か「不足している」と感じているかどうか、です。
それは、お金などに限らず、人なども含みます。
言うまでもなく、人が不足していると感じると、自分を殺して誰かにあわせようとするものです。
このふたつ「過剰なもの」と「不足しているもの」に捕らわれず、日々のご自身に「事足りている」ようでしたなら、きっとご自身を見失っていないのでしょう。
・・・中略・・
まさか、「人という字は、お互いを支え合っている」などというような俗説を信じていませんよね?
「人」という字は、人が手を前にダラんと伸ばした手ぶらな状態を横から見た象形文字が発祥です。
人は、いまも昔も「何も持たない個」で完成しているのです。”(No.193-208)
仕事の見つけ方
或いは、
” ドローン空撮でスモールビジネスをたちあげました。ドローン操縦が「いままでになかった職業」のひとつになる可能性もあると言われる一方、
未来のタクシーのように無人で自動化が進んでいくとどうなるのでしょう?
また、近々オフロードの自転車競技の大会で撮影をすることになりそうで、何かアドバイスがあればお願いします。”(No.627)
という問いに対しては・・
” 現代社会において、仕事とは食べ物を得るためのものではありませんし、ましてや「働きの苦しみ」のような苦行でもありません。
日々の楽しみや遊びのなかから見つけ出すのが本来だと思いますが、一度うっかり「苦行」の日々を営んでしまうと、
そう簡単に抜け出すことができなくなってしまうものなんです。
なにしろ、ローンやらネットの話題やら友人たちの目線やら地元やら同期やら、多くの「網」(別名:しがらみ)が張り巡らされていますので、
そこから頑張って抜け出す期間は7年はかかる、とよく話していますし、かつての僕自身も実際そうだったのです。
ですので、多くの人たちに、その「網」を掻い潜って頂き、日々の楽しみのなかから「本当の仕事」を見つけてもらいたい、と今は心から願っている次第です。”(No.627-634)
問いに対する答えは、引用文の後に続きますが、世界中で様々な経験をされてきた高城剛さんの発する言葉、
物の見方が、刺さる刺さる(笑)
電子書籍のみの出版で、紙の本にならすと61ページの分量で、サラッと読めてしまいますが、
また、来週あたり、自分自身の復習を兼ね、今回こぼれた所から引用したいと思います。