毎年、12月第1日曜日は、大学ラグビーの関東大学対抗戦を締め括る明治大学対早稲田大学の定期戦観戦。
世の中的に云う、いわゆる早明戦。
長くその歴史が築かれてきた国立競技場が建て直し期間中につき、秩父宮ラグビー場で開催されるようになって3年目。
一昨年、別件で観戦に行けなかった自分としては↖️昨年に続いて2回目のこの地での早明戦。
帝京大学の王朝が続いて、対抗戦の優勝を賭けた一戦という重みが外れることも常態化し、
動員数も熱気も自分も現役(学生)時代の比ではなくなったものの、卒業生としては
一年に一度の楽しみ。おそらく20数回という観戦歴と思いますが
このカードだからこそのワクワク、ドキドキは健在。更に今年は戦力的に互角の様相で
優勝は帝京大学に決まってしまったものの「後先関係なく目の前の展開から引っ張り出される感情を楽しみたいな」といった心情。
出だし、幸先良く・・
気候も暖かく絶好の観戦日和で、キックオフ後、明治大学が早々にペースを掴み、
先制トライに、加点のPG(ペナルティゴール)で序盤で10-0と幸先良く。
例年やられる時は「攻め込んだ挙句点が取れない・・」といった展開で
「今年も、イケるか!」と思った矢先、「やっぱり早明戦だなぁ」といった一進一退のゲーム展開で
早稲田が主導権を取り返し、同点に追い付かれ、前半終了( 10-10)。
重戦車に異変あり、、
後半に入り、スクラムで劣勢であることが明確となり、「ありゃ、こりゃしんどいな・・」と
スクラムでの反則から認定トライを取られるという重戦車が代名詞となっている明治大学ラグビー部としては屈辱的なシーン。
おまけに1人、一時退場(シンビン)で数的優位も与え「厳しいなぁ」といったところから
追いつき、逆転し( 22-17)!これぞ伝統の一戦といった展開に、スタンドは固唾を呑む状況に。
「このまま行ってくれー」の願いも、そうは問屋(早稲田)が卸してくれず、
残り時間10分切ったところで逆転(22-24)を許し、ラストシーンへ。
相手陣に攻め込んだは良いが、ボールを奪われ、早稲田大学がボールキープで時間を消化していくも
ミスがあったようで願ってもない形で明治大学ボール。ここで俄然スタンドヒートアップも
攻めきれず、ノーサイド、、
従来ほど勝敗にこだわる姿勢ではなくなっていますが、次、この雪辱を晴らせるとしたら、
また1年後となってしまう喪失感もあり、「ふぅ〜」と大きくため息。
何となく負けちゃったような感覚が心残りではあるものの・・
いつも観戦に訪れている早稲田大学OBの同級生と「今年も楽しく観戦出来たからいいっか〜」と。
大学選手権等シーズンはまだ続くので、期待高からずも、明治らしい「前へ」出るラグビーで、ドラマをつくってほしいです。