英語教材販売で世界2位の記録などを持つ、営業に関して錚々たる実績を持ち、
その経験、ノウハウなどをセミナー等で広く伝授されている和田裕美さんの『幸せなお金持ちにすごいお金。』を先日読了.-
イベント対象書籍として購入したもので、和田裕美さんの著書は初めて。
和田裕美さんが営業で世界的な実績を打ち立てた時期は、フルコミッション(完全歩合)制で、
「20代からの時からお金で困ったことがない」というキャリアの中で、部下を率いる立場となり、
能力は同じなのに、お金を稼げる人もいれば全然稼げない人もいて、そこに疑問を感じられた結論が、
” お金持ちになれない人は、「欲しい」と言いながら、「本気で欲しくない」というパラドックスに陥っている “(p42)
と見出され、お金持ちのマインドセットについて説明、説かれたのが本書。
「見えないもの」を「見える化」して実感すべきこと
一読した印象は、心屋仁之助さんが上梓された『一生お金に困らない生き方』を思い出し、
両書で重なる記述は、お金(お金持ち)について本質を捉えたものであろうと。
ただ男性と女性で捉え方、表現の仕方もあろうと思いましたが、本書で印象的であったのは「天国貯金」なる概念(考え方)。
本書から引用すると・・
” 「精神的な世界」に金額をつけて「物質的な世界」に変換すると、わたしたちは「今、お金がある」という意識を持ちやすくなります。
これが「見えないもの」を「見える化」する方法です。
周りを見渡してください。
愛する人がいれば、その人がうれしそうにしているのを見ると、とっても幸せな気持ちになれますよね。そんなときの「幸せ」っていくらですか?
家族、友人、仕事、健康、あなたが持っているものすべてに目を向けてください。そして値段をつけてください。
あなたは今、どれくらいお金もちですか?
「プライスレス」に「プライシング」して、「見えないもの」を「見えるもの」にすることで、「お金」に対するイメージを、実感として感じることができるようになります。
その結果「わたしって、現実世界では、お金としてまだ手に入れてないけど、
結構あっちの世界では、もう天文学的に裕福なんだわ」とお金があることを実感するとともに不安がなくなり、お金に感謝できるようになるんです “(p80-81)
古今東西、お金持ちに共通している考え方
その他、
” わたしのとっておきの口ぐせが、この「わたしはぜったいお金に困らない」です。
お金が消えてしまったときも、収入がガクンと下がったときも、わたしはこの言葉を言い続けてきました。”(p130)
という口ぐせの効用であったり、
” 「お金もっと欲しいけど、今の自分ってこの程度かも」と、自分で潜在的にブレーキをかけた額を決めると、
それがお金の入る箱の大きさを決めるから、自分で自分を制限することになるんです。
「わたしはこの程度です」と言えば、それはとっても謙虚だし、わたしもそういう謙虚な人の方が好きではあります。
でも「お金持ちなりたい」という前のめりの気持ちがあるなら、ここで謙虚な設定をしても意味ないです。
あまりに謙虚で「この程度でいい」ってなっていると、それだけで行動も縮小サイズになってきます。
だって、自分の価値が月100万円だと思って行動するのと、20万円の価値だと思って行動するのとでは、発信する情報も、つきあう人もすべて変わってきますよね? “(p140-141)
と、根幹的なところで自分の価値を信じることの尊さであったり、お金持ちを実現するための複数のマインドセットについてさまざま言及されています。
「お金に好かれてお金持ちになる」ための一冊
和田裕美さんご自身の経験に、立場を変え部下をマネージメントする立場から導かれた「お金」に対する結論が
約180ページに及んで存分に語られており、最後、本書では行動することの重要性について言及されています。
斎藤一人さんに「人間は肉体と精神で出来ているんだから、問題があるなら原因は(肉体を作る)食べ物か(精神を示す)考え方だ」といった物言いがありましたが、
引用箇所からインスピレーションを得られた方は、自分自身に流れ込んでくるお金の流れを変えるヒントを得られるものと思います。
そして本書に関するイベントに参加してきた☝️ので、次回、取り上げたいと思います。