大阪滞在二日目。
今回の大阪行きは昨年12月から決めていたものですが、その頃に受講していたセミナーで ↓
その筋の専門家から今、イチ押しの商業施設は枚方T-SITEとのお話しがあり、
限られた時間、ライヴ鑑賞と普段お会い出来ない関西圏の方々にお会いすることが、今回の旅の大きな目的であったものの
予め予定に枚方T-SITEを訪れることを組み込み、大阪空港に戻る前の時間帯を利用して、わざわざといった感じで観に行ってきました。
見事な駅前商業再生事例
枚方に向かう前に、ローカルの友人に梅田 蔦屋書店 T-SITEを案内してもらい、1フロアで円形のフロア構成、非売場の巧みな導入など、その世界観づくりは見事でしたが、
枚方T-SITEは一棟まるまるのスケール。前回、この地を訪れた時が近鉄百貨店が撤退し、1階に歯抜けで数店舗営業している状態を記憶していたので
この再生劇、人の賑わいぶりに伝わってきた活気は、数多くの商業施設を見てきた中で突出、驚きに達しました。
今、現在を感じさせる商業施設
都心部(梅田/大阪)近接とはいえ、地方郊外部で自動車アクセスに難がある駅前商業は苦戦事例が顕著ですが、
足を運んだ日曜午後の枚方T-SITEはB1〜8Fの9フロア各階、回遊客で賑わっていた状況。
良いのは分かっていながら、事前の予想を軽く凌駕されたのは
安易に有名テナント誘致に頼った形跡はうかがえず、一つ一つ各ゾーン作り込んでいった成果が全館を通じて感じられ、
カルチュア・コンビニエンス・クラブを率いる増田宗昭会長の出身地ということで
既存のT-SITE、何れも特徴的で高い完成度を誇りながら、他とは異なる思い入れがあったものと推量します。
しっかり地域住民の思いに応えている様子を容易に感じ取れ、商業施設の先端、これからの(商業施設の)あるべき姿を見た思いでした。