オーストラリアの著名人 ⑱ 〜 ジョン・クラーク(クラーク&ドゥ)
” 4月10日、ABC常連出演の政治風刺コメディアン・コンビ、「クラーク&ドウ」のジョン・クラーク氏(68)が突然死去したことが報じられている。ABC放送(電子版)が伝えた。
コンビは25年以上も続いており、質のいい政治風刺の笑いで人気を得ていた。
クラーク氏はこの週末にVIC州でブッシュウォーキングをしているさなかに自然死したと伝えられており、
ABC放送を通じて家族が、「ジョンは、妻や友人達と美しい森林で野鳥を撮影することを趣味にしていた。彼がこの世でもっとも好きなことをしながら亡くなった。
彼がオーストラリアやニュージーランドでどれほど長くにわたって人々を楽しませてきたことについて忘れることはできない。
大勢の人から哀悼の言葉が寄せられており、感謝している。ジョンも喜ぶことでしょう」と述べている。
クラーク氏はニュージーランド出身で、1970年代にオーストラリアに渡ってきてから政治風刺のコメディアンとして名前を知られ始めた。
特に27年間にわたって、相棒のブライアン・ドウ氏とは、インタビュー形式の政治風刺で知られていた。また、俳優、テレビ、映画、ステージ・ミュージカルの脚本家としても才能を知られていた。
クラーク氏の家族は、妻のヘレン、子供のロリンとルシア、孫のクローディア、チャールズ、義理の息子、スチュワート・ソーンら。
ビル・ショーテン労働党党首、リチャード・ディ・ナタリ緑の党党首がクラーク氏を称えるメッセージを発表している。”(出典:日豪プレス)
訃報にふれ初めて知ることになりましたが、政党の党首が悼んだことで、その存在感が伝わってきます。
ヨーロッパでは風刺漫画などが世界的物議を呼び起こし、風刺が根づき、影響力を持ってている状況を実感しますが、
記事の内容からすると、オーストラリアでも風刺が居場所を確立している状況を読み取ることができました。
この度の訃報にふれ、哀悼の意を表したいと思います。