2016年国勢調査 ② 高齢化、非英語、無宗教
前回 (2016年国勢調査 ①アジア系移民、ヨーロッパ系移民を上回る)↓
の続き。
” ■高齢化が明らかに
年齢の中間値は38歳と前回調査時から1歳高くなった。また、65歳以上の高齢者人口は前回調査から66万4,473人増えている。
人口に占める高齢者比が最も高いのはタスマニア(TAS)州で、ほぼ5人に1人が65歳以上となっている。
■英語話者が減少
移民の増加を反映し、使用言語は300言語以上に上り、英語を第1言語とする割合が最も多かったものの、前回から4.1ポイント下落の72.7%と減った。
一方、中国語(北京官話)は1.6ポイント増の2.5%で、アラビア語(1.4%)と広東語(1.2%)が続いた。
州別の英語話者の割合では、TAS州が88%と最も高くなり、北部準州は58%と最低だった。
■無宗教が約30%に増加
宗教については、無宗教とした人が693万3,708人と最も多くなり、全体に占める割合は7.8ポイント増の29.6%となった。
これまで多かったカトリック教徒は529万1,834人で2.7ポイント下落の22.6%となった。
また、先住民人口は64万9,171人で、人口割合は前回の2.5%から増え2.8%となった。”(出典:NNA ASIA)
高齢化については日本などでも同様ですが、その他の二点については実質的に多様性が進んでいるとの証左ですね。
言語、宗教とも、流れが継続していくものと思いますが、如何にまとまりが保たれていくか、政治、地域など、各所で一層のリーダーシップが問われていくことになります。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所