失業率 − 2017年6月
” オーストラリアの6月の失業率は5.6%となり、5月から横ばいだったことが、豪統計局(ABS)による発表で分かった。
とくに、フルタイム雇用者が6万2,000人と急増しているという。
フルタイム雇用者が増加した一方、パートタイム雇用者は4万8,000人減少となり、フルタイム雇用の増加分を相殺した。
地域別では、SA州が6.6%と、5月の6.9%からはやや減少したものの、依然として国内では最高水準となっている。
SA州のメイハー雇用相は、「われわれは、自動車産業の閉鎖を乗り越え、経済の転換期にある」と述べた。
一方、SA州に次ぐ失業率となったのはQLD州で、5月の6.1%から6.5%と大きく上昇。SA州と並んで国内平均の5.6%を大幅に上回る数字となった。
QLD州では、6月だけで1万人以上が失業したことが明らかになっている。”(出典:JAMS.TV)
「外国人向けの求人の8割が、最低賃金を下回る」といった厳しさが感じられるヘッドラインが見られ、諸手を挙げる状況と言えずも、
記事にあるフルタイムの雇用が急増している実態から、データから読み取れる全体的な推移は良好と評価できるでしょう。