住宅価格、年平均8.1%で上昇
“スイスに本拠を置く国際決済銀行(BIS)が、先進国、新興国47か国を対象に住宅価格に及ぼす短期利率の影響を調べた結果が発表された。
その中で、オーストラリアの住宅価格は1960年代初めから6,556%の増大となり、年平均で8.1%となっている。ABC放送(電子版)が伝えた。
住宅価格押し上げの最大の要因は短期利率であることはこれまでに研究者が突き止めており、オーストラリアは史上最長の不動産価格上昇が続いており、
スペイン (+9.9pc)、イギリス (+9.3pc)、ニュージーランド (+8.8pc)、イタリア (+8.8pc)、アイルランド (8.7pc)に続いて世界第6番目の上昇率になっている。
この報告書は、「ドイツ、ポルトガル、スイスの例外を除けば、住宅不動産価格は、先進経済国ではいずれも過去40年以上、年平均6%以上の値上がりが続いている。また、上昇傾向は平均13年続いている。
オーストラリアの上昇傾向は最長で50年経ってもまだ続いている」と述べている。
対照的に住宅不動産価格の下降傾向がもっとも長く続いている日本はこの傾向がすでに13年に及んでいる。
また、マレーシア、ブラジル、メキシコなどの新興経済では、上昇傾向が平均8年続き、下降傾向が4年続く。
また、過去50年間に3年以上の下降傾向を経験したことのない経済としてニュージーランド、カナダ、スイス、スエーデンが挙がっている。”(出典:NICHIGO PRESS)
記事を読み、住宅価格は上がっていくものという認識が芽生え、その中でもオーストラリアは最上位に属する履歴を残していることになりますが、
バブル云々の見立て、記事が散見されるところで今後の推移が注目されるところです。