ビクトリア州、賃借人の権限強化
” VIC州政府は先月、賃貸住宅の賃借人の権限を増大させる改革について発表した。
厳しい改革は家主を住宅市場から追い出すことになると、不動産業界は警告する。
州政府発表の改革には、賃貸住宅でのペット全面禁止の廃止、賃借人による住居の小規模改良の許可、悪質な家主や代理店のリスト化、長期賃貸期間の導入、住宅借地委員の設定、家賃入札の禁止、アスベストがある物件の強制開示、家賃値上げを年1回に制限するなどが含まれる。
州不動産協会(REIV)は、「変更によってすでに市場から脱退を考えている家主もいる」と警告する。
パラス州財務相は「賃借人にとって公平でバランスのとれたシステムになる」と話し、REIVの懸念を退けた。
ペットに関しても、「持ち家の人はペットを飼う割合が高く、賃借人も犬や猫の1匹は飼う権利がある」と説明した。”(出典:Jams. TV)
もとより供給が重要を下回っているとみられる住宅市場で、家主が撤退を検討するようになると問題が深刻化する懸念もあり、
一律というよりは、「個々の契約で対応(特約等)出来ぬものか」と考えましたが、
オーストラリア国外にいると賃貸事情までなかなかアクセス出来ないので、興味深い記事ではありました。