JETRO(ジェトロ)こと日本貿易振興機構のオセアニア最新経済動向セミナーに出席。
JETROの(オーストラリア)シドニー事務所所長及び(ニュージーランド)オークランド事務所所長が登壇されるセミナーで
かつてシドニー事務所を往訪させて頂いたことがあり、現地駐在の方から最新状況がヒアリング出来る貴重な機会ということで参加。
当初、いかほどの参加者がいるのかと思っていれば・・ 想像していた以上のセミナールーム(の広さ)で、
関心度の高さなのか、稀少性なのか・・
要因はさておいて、最前列中央席に腰を下ろし、頭まっさらで
質疑応答を含め約2時間、両所長のお話しを興味深く拝聴していました。
オーストラリア 2017
前半は、シドニー事務所の中里所長が担当され、各種統計の紹介に、肌感覚でのお話しに。
オーストラリア情報には毎朝(ときに午前中)「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」で
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所
気になったニュースや記事などを紹介していますが、そこで取り上げたことであったり、
はたまた全然知らなかったのが、意外とオーストラリアで生まれ世界に広まったことが多く、
一例を紹介するとフライトレコーダー、Wi-Fi、グーグルマップ(元のアイディア)が該当するそうな。
発明やイノベーションが生まれる体制がしっかりしていることで、それらが生まれる土壌があるものの
技術、知財の海外流出、研究成果の商業化の機会逸失の歴史があり、これらのことは反省点として取り組みが行なわれているとのこと。
ニュージーランド 2017
続いては、オークランド事務所の林所長が登壇。ニュージーランドへは旅行で一度訪れた程度で
情報を集めるようなことは普段していないし、見つけても食いつくはようなこともしていませんでしたが、
日本企業の進出先として注目されているシンガポールと同程度の人口規模(約470万人)で、増加率はニュージーランドが上回るでもグラフィック環境で。
それでも他の先進国と比較して市場規模は限られるものの、人口1人当たりの指標(ex.メダリスト割合)で計ると、突出した数値となることが多く「小さな大国」と称される側面もあるとの紹介。
また、規制が緩いのが特徴として上げられ、例えばその証左として会社を興すのが世界最速で20分との統計があるそうな(*事業構築の確かさが求められるのは他国と同様)。
知識がなかった分、割り当ての50分の中でさまざま発見がありましたが、締めくくりの部分で
「先進国最後のフロンティア」との紹介があり、印象に残る表現でした。
遠そう?実は近い!知られざるオーストラリアとニュージランドへの誘い
両国の紹介とも、序論、市場に関心を持ってもらうための入門編という感じでしたが、
遊び感覚でも「まずは是非(現地)にいらしてみて下さい」といったお話しもあり、
有料セミナー(4,000円)でしたが、今回のような基本的事項が端的にまとめられた形で紹介され、
現地での接触先にもなりうるという意味では、非常にコストパフォーマンスの高いセミナーであったように感じました。
願わくば(或いは自分が知らないだけ?)年に1回など、定期的に出席して、情報の精度なり、有益性を高い状態キープしていたいと思いました。