就業者6万人増で女性労働参加率が過去最高を記録
” オーストラリア統計局が14日発表した11月の雇用統計で女性の労働参加率が60.2%と過去最高を記録した。
同月の就業者は前月比6万1,600人増加。雇用市場が拡大する中でサービス分野を中心に女性の社会参画が進んでいる。
労働参加率は生産年齢人口のうち、働いているか、職を探している人の割合を示す。11月の労働参加率は全体で65.5%と2011年9月以来の高水準となった。
就業者は過去1年あまり増加傾向が続くが、求職者も増えたため失業率は前月横ばいの5.4%だった。
オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)のシニアエコノミスト、フェリシティ・エメット氏は「高齢化社会の進展で介護や医療などの分野で求人が増えている」と指摘する。
こうした産業は「ピンクカラー」と呼ばれ、女性を多く雇用する傾向がある。
女性の社会進出に伴い、託児サービスの需要も高まり、保育士らの求人が増えている。
豪経済は7~9月の実質GDPが前期比0.6%増となり、景気後退の定義とされる「2四半期連続のマイナス成長」を経験していない期間が105四半期と世界最長を記録している。”(出典:日本経済新聞)
雇用に関しては安定推移が継続しており、女性の雇用環境についても、受け皿が整備されてきている印象で、
未知の領域に突入した経済成長の記録とともに、堅調な伸張が期待されます。