「オセアニア最新経済動向セミナー」参加記 ⑦
JETROの略称で知られる日本貿易振興機構で開催された『オセアニア最新経済動向』のおさらい編 第7回。
前回 ↓
「オーストラリア進出日系企業実態調査からみる経営実態、景況感」で、追い風とも感じられる状況に言及されましたが、
経営上の問題点にも①〜③と、スライド3枚に渡ってレクチャーがあり、
指摘されていたのは・・
・競合相手の台頭
・主要取引先からの値下げ要請
・従業員の賃金上昇
・従業員の質
・限界に近づきつつあるコスト削減
といったことが、上げられていました。また、「投資環境上のメリットとリスク」では
メリット:安定した政治・経済情勢、駐在員の生活環境が優れている、言語コミュニケーション上の障害の少なさ
リスク:人件費の高騰、土地。事務所スペースの不足、地下・賃料の上昇、不安定な為替
など。
予想通り、物価水準に伴うコスト面の負荷が指摘されていますが、事務所スペースの不足といったことは住宅の問題(価格高騰)が、事業用にも及んでいることがうかがえます。
列挙された事がら、現地で事業をされ実感されたこらこその内容であると伝わってきました。