今回のテーマは、「今年の国際情勢と日露関係」。
冒頭、鈴木宗男新党大地代表から、今年のキーワードは「平和」になるであろうと、
ローマ法王が、長崎で原爆投下後の写真を世界的に配布するように指示したことなどを引用され、
「平和」が重く、重要な意味を持ってくる一年になるであろうと指摘。
揺れる朝鮮半島情勢に、中東情勢・・
その後、マイクが佐藤優先生に渡り、朝鮮半島情勢に関して、ドナルド・トランプ大統領が、
イスラエルの首都をエルサレムに認定してきたことを契機として、中東情勢が流動化してきたことから
世界最強の軍事力を持つアメリカをもってしても、朝鮮半島と中東の二正面作戦の展開は現実的でないと捉え、開戦は遠のいていると指摘。
残念ながらアメリカが中東を向いている間、北朝鮮のミサイル(/核)開発は進んでしまい、年明けロシアのプーチン大統領が、北朝鮮の体制を評価したことを受けて
ロシアへの(ミサイルが飛来する)脅威を無くすべく、北朝鮮の国際社会入りが働きかけられていくとの見立て。
日露関係についは、これもプーチン大統領の年明けの会見で、5月の安倍首相のロシア訪問について言及があり、
ここまで踏み込んだ発言があったことから、3月の(プーチン大統領)再選後から任期6年の間、
後任が騒がしくなるであろう4年目を迎える前(東京オリンピックのあたり)に北方領土問題が進展するシナリオ(歯舞、色丹 引渡し)について、ケーススタディ/解説がありました。
その後、質疑応答の時間が(いつもより)長めの時間が取られ、私自身も関心のあった
平昌五輪開会式の安倍首相の参加表明について、佐藤優先生は、隣国である以上、(開会式に)行かないとの選択はもとよりなく、
行くメリットと、行かないメリットを見極め、合理的な判断に基づいた決断と評価されていました。
その他、質問は天皇陛下譲位の見方に、種子法廃止の問題など多岐に及び、
今、横たわっている問題に、くすぶっている問題に・・ 質疑を通じて、ことの深刻度に、ことの本質など、今、考えるべきこと、向けられるべき関心についてヒントを得ることが出来ました。
終了後のエクストラ
開始から90分が経過し、閉会。「せっかくこれだけ東京大地塾に参加してきたのだから」と
鈴木宗男代表と佐藤優先生の共著 ↖︎を手元に仕込み
両先生のもとを訪ね、サインを頂くなど・・
年初の私的東京大地塾は盛りだくさん(笑)な内容に浸かることが出来、学びに、ささやかな交流に、良きひと時を過ごせました。