オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:アジア人初のシドニー・ビエンナーレ芸術監督 片岡真実さん

アジア人初のシドニー・ビエンナーレ芸術監督 片岡真実さん

” オーストラリアで開催中の現代美術の祭典「シドニー・ビエンナーレ」。45年の歴史を持つ芸術祭だが、監督はこれまで欧米人が占めてきた。

「もう欧米中心の時代ではない。東洋の視点も持ち込みながら、国際的な展示にしたい」と引き受けた。

かつて囚人の流刑地だった豪州。刑務所があった世界遺産のコカトゥー島には、中国の現代美術家・艾未未による難民の像を乗せた巨大なゴムボート作品を展示する。意識したのは「分断の時代」。

「豪州には移動を強いられてきた人たちの歴史がある。様々な作品を共鳴し合わせて、見る人の心を動かしたい」

本業は森美術館(東京)のチーフ・キュレーター。美術を学んだ大学時代にナチスドイツによる無差別爆撃を描いたピカソの「ゲルニカ」を見て、現代美術に魅了された。

「歴史や芸術家の生き様から、新たな物の見方を知ることができる」

就職したシンクタンクで、東京オペラシティアートギャラリーの建設に携わった。手がけた仕事を見届けたいとの思いから、キュレーターに転身した。

原動力はいまの時代にこそ現代美術が必要だとの信念だ。「異なる価値観がぶつかり合う時代。

アートを通じて、同じ時代に遠い場所を生きる人にも思いを寄せることができる」”(出典:朝日新聞 2018/4/7

たまたま出先でめくっていためくっていた朝日新聞の紙面で見付けた記事。

歴史ある芸術祭で日本人の感性に託された期待に評価、動きの拡散に、深化もと期待するところです。

オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所

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上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2018年4月15日分の掲載記事です。

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