1年振りで秩父宮ラグビー場へ。
前回は日本代表対(ニュージーランド代表)オールブラックス戦でしたが
今回はオールブラックスの名称の前にマオリと付されたマオリ・オールブラックス。
最初、名前を聞いた時はオールブラックスの2軍に近い位置付けか便宜的な扱いかと思いきや
調べてみると、選抜の要件はニュージーランドの先住民族のマオリ(民族)の血を受け継いでいる事で、
招集される事は名誉な事で、実力は世界6位相当であるそうな。
過去最強レベルを更新する日本代表
方や日本代表は2019年に自国でワールドカップを開催する事が決まっており、残念ながらその事実が周知されていない感はありますが
スポーツのイベントとしては、FIFAワールドカップ、オリンピックに次いで3位の規模を誇り、マスコミ等を巻き込んでいけば熱気も高まって行く事でしょう。
その流れから実は昨年は強豪国の一つに数えられるウェールズ代表であったり、今年はイタリア代表であったり、欧州で鎬を削り合っているシックス・ネーションズ加盟国に勝ち星を記録しており、着実にレベルアップが行なわれている状況。
世界最強との距離?
昨年のオールブラックス戦は前回のワールドカップを制した文字通りの盟主で、力の差は感じられ
今回のマオリ・オールブラックス戦も、先日、神戸で行なわれた第1戦は21−61と水をあけられての黒星。
さすがにオールブラックスの名を冠したチームの壁は厚いとの戦前の予測。
臆せず前へ出る日本代表
試合前にニュージーランド代表名物のハカで場内が盛り上がり、キックオフされてから序盤の主導権は意外にも日本代表。
但し、得点は許してくれず、攻めあぐねた感じのところから均衡を破られ、トライ2本とペナルティゴール(PG)と相次いで得点を許し、前半30分過ぎで、0-15と懸念されたワンサイドになりかける。
但し、前半終了前に1本(トライ)を返して、5-15。これが大きかったですかね。
後半に入ると日本ががっちり主導権を握り、(認定)トライにPGと得点を重ね、同点に追いつき、俄然場内がざわめく。
しばし、こう着状態に入り、後半30分過ぎに勝ち越したのは日本!PGで18−15。10分切った残り時間を考慮すると、「もしや!?」の期待が現実味を帯びてきましたが・・
終了3分前、ラインアウトのクイックスローがロングスローとなる国内の戦いでは、まず見られないであろうプレーががっちり決まり、逆転のトライを許し18-20。
加点のゴールが決まらなかったので、PGの3点で逆転可能。敵陣に蹴り込んだボールから自軍でボールをコントロールして
オールブラックスが反則を犯せば、逆転のPGのチャンス創出でしたが、40分過ぎにボールを奪われ〜ラインの外にボールを蹴り出され万事休す、ノーサイド。
その瞬間のオールブラックスのスタッフの喜びようから、日本代表の善戦が感じ取れましたが、それにしても惜しかった(苦笑)
オールブラックスの名を冠した日本代表に臆せず立ち向かった日本代表も良かったし、最後ワンチャンスで試合を決めたマオリ・オールブラックスの底力も見事でした。
しかし、2015年に開催される次のワールドカップへの期待は俄然高まる内容。この感じだと2019年も楽しみになってきますね。