6月も折り返しを過ぎ後半、時節柄、当然といえばそれまでですが、
今回、訪ねる先はK-1 WORLD GRAND PRIXを制すること3度、
Peter Aerts:ピーター・アーツ。
最初のK-1 WORLD GRAND PRIXが、開催された1993年。会場の代々木オリンピックプールに足を運び、
興行的には「いったい誰が勝つのか?」が表立っていましたが、「(でも結局)勝つのはピーター・アーツでしょ」なんて思っていたら
決勝にすら進めず、びっくり!Branko Cikatic:ブランコ・シカティックという展開で、
このことは「世界にまだ見ぬ強豪がいる」ということでK-1人気に火を点けることになったと思います。
自分はごく初期の頃、(K-1 Revengeあたり)の頃、誰を応援するというより、「誰が一体一番強いんだろう?」という好奇心から興行の都度、会場に足を運んでいました。
ピーター・アーツの名が知られるようになったのは、それまで頂点に君臨していたMaurice Smith:モーリス・スミスを下したことに端を発した経緯であったと思いますが、
K-1 GRAND PRIXを実現させ、渦の中心で長く貢献を続けたファイターであることは異議を挟み込む余地はないでしょう。
リング上とは裏腹な・・
月曜夜というイベント的には厳しい条件下、集ってきたファン一人一人と神対応。
3月の石井和義館長の登壇のトークイベントといい、
かつて燃え上がっていた格闘技熱をリバイバルさせられた感で、
その頃は客席から遠く先のリング或いは詳細は写し出された巨大スクリーンで確認する感じでしたが、
こうして直に接する機会を持て、過去の点と今が線で繋がった感で、心をじんわりと温められたひと時でした。
こんなんだったら、客席からアーツを応援しておくべきだったな、とか ^^