蓄電技術分野で世界市場を牽引
” オーストラリアは、蓄電技術分野において今後も急成長を続け、世界で蓄電技術開発をけん引するリーダー的存在となる――。
調査会社ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンス(BNEF)は、オーストラリアが蓄電技術分野で中心的役割を担うと予想している。シドニー・モーニング・ヘラルドが伝えた。
BNEFは、蓄電市場が予想をはるかに超える速さで成長していることから、2030年までに市場価値は1兆7,000億豪ドル(約139兆4,,000億円)に達し、蓄電池による供給電力の価格も同時期までに50%以上値下がりするとの見方を示している。
BNEFはまた、蓄電設備にかかるコストが急激に下落していることや、電気自動車(EV)や地方部への電力供給のために蓄電池の利用が拡大することが予想されるため、市場の成長についてこれまでより楽観的な見方を示している。
BNEF蓄電部門のゴルディ―・スコット部長は、蓄電池の電力量が40年までに世界の電力総量の7%に達し、その中でEVが蓄電池の主な需要を占めると予想している。
一方、リチウム探鉱会社オロコブレの前会長で太陽光発電所のオーナーのジョン・カラウェイ氏は、再生可能エネルギーが断続的にしか電力を供給できないことや、
蓄電技術でこれを補えることなど、蓄電技術についての理解を深める必要があるとした上で、「まだその段階に達していない」と述べ、市場が本格的な成長を見せるまでにあと10年間はかかるとの見通しを示した。
BNEFは、蓄電池の需要の3分の2以上を占め蓄電技術開発をけん引する国として、オーストラリアのほかに、中国、米国、英国、インド、日本、ドイツ、フランス、韓国を挙げている。”(出典:NNA ASIA)
あまりオーストラリア(企業)が、世界市場を牽引する事例を承知していないですが、注目の集まる技術開発で人材にノウハウが集結してより良い近未来を実現していって欲しいですね。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2018年11月13日分の掲載記事です。
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