秩父宮ラグビー場で歓喜の瞬間👇を迎えた後は、
所用を経て、ジュンク堂書店池袋本店に向かい、
『刑事コロンボ読本』刊行記念イベントトークイベント 刑事コロンボ1974 に参加。
日本に根付く刑事コロンボの世界観
刑事コロンボは、コンプリートDVD-BOXを発売時に買い求めるなど、
全話に近い状態で視聴していると思いますが、どういった内容のイベントになるのか興味津々。
登壇は日本のコロンボ研究の第一人者 町田暁雄さんと、コロンボのファンを自認されている作家 月村了衛さん。
やや開場時間を遅れて現地入りしましたが、自分より高めの年齢層の方を含め、相応の出足(最終的に40〜50名程度)。
刑事コロンボでイベントが成立することはファンとしては嬉しいですが、
いざ開演を迎えると、このところ視聴がご無沙汰となっていたブランクを感じさせられた感となり、
お気に入りのエピソードを選ぶボードが廻ってきても、
「えーと、あの話しはどれだっただろかな・・」と、
「ジギタリス」。「バーシニ・レッド」など断片(セリフ)は妙に頭に残っているものの、体系的に頭に残っていないことを実感。
それでも、トークを耳にしているうち体勢が前のめりに ^^
進行は月村了衛さんがリードして、町田暁雄さんが受ける形で進行していきましたが、
印象に残った発言を以下に抜粋すると・・
・アメリカで何名か、ヨーロッパで数名、刑事コロンボを研究している人はいるが、それほど多くない
・日本のように1980年代以降も人気が続いている国は少ない
・刑事コロンボの人気が出た時、日本人向きのキャラクターと言われた
・フォーマットが決まったドラマ珍しい
・新シリーズはピーター・フォークが、制作前面に出てきて、役者が出てくる良くないパターン。月村了衛さんのご発言(月村了衛さんのお気に入りは『殺人講義』のみ)
その他、町田暁雄さんの指摘で興味深かったのは原語にないセリフが日本語版では絶妙にアレンジ(恫喝シーンなど)されていているお話しに、キャスティングの妙に、
当時の政治背景まで盛り込まれた重層的な手法(『策謀の結末』ほか)など。
入口論から、上記発言をトリガーにしたマニアックな見方まで、さまざまを1時間の中で知ることが出来て
体内に眠っていた刑事コロンボ熱を刺激され、週末など話題に上がった
『溶ける糸』『自縛の紐』『攻撃命令』といった作品を視聴してみようと、かつての熱気を呼び起こされた一夜となりました〜