VASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカー 2019動向
” オーストラリア大陸の人気ツーリングカーシリーズ、VASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカーに参戦する古豪ギャリー・ロジャース・モータースポーツ(GRM)が2019年体制を発表し、
新たなタイトルスポンサーにBoost Mobile(ブースト・モバイル)を迎えるとともに、ベテランのガース・タンダーに代えフォードを離脱したリッチー・スタナウェイとの契約を発表した。
2018年シーズンまでウォーキンショー・アンドレッティ・ユナイテッド(WAU)のメインパートナーとしてシリーズに参戦してきたブースト・モバイルとの契約を発表したGRMは、
これまで長年に渡りチームを支援してきたウィルソン・セキュリティとの離別を決めたこのタイミングでチームの若返りも断行。
ボルボとのファクトリー契約が切れた2017年以降、ホールデン陣営に復帰したチームを牽引してきた2007年シリーズチャンピオンの大ベテラン、ガース・タンダーとの契約を終了し、新たに27歳のスタナウェイを起用することを決めた。
2017年にティックフォード・レーシングの耐久カップ登録ドライバーとしてVASCに初参戦し、
キャメロン・ウォーターズとのペアでいきなりサンダウン500で勝利を飾るなど新星として期待されたスタナウェイだが、フル参戦となった2018年は不振のどん底に喘ぎランキングは28人中24位と低迷。
今季2019年から新型マシンの『フォード・マスタング・スーパーカー』を投入予定のティックフォードは、そのパフォーマンスに不安を抱き複数年契約を破棄してチームを放出する決断を下していた。
「そんな苦難の時期を乗り越え、こうして世界でもっともエキサイティングなツーリングカー・シリーズのひとつに参戦する機会を与えてくれたGRMとブースト・モバイルに心から感謝したい」と、キャリア継続機会を得て安堵と喜びの言葉を口にしたスタナウェイ。
「ルーキーイヤーの昨年はリザルトが付いてこない焦りや不安から、マシンの不満ばかりを口にしていた。今はそれが間違ったアプローチだったと理解しているし、とても反省しているんだ」とスタナウェイ。
「僕を信じ、支えてくれたファンやチームのためにも、このGRMで100%のパフォーマンスを発揮してチームの勝利に貢献することだけを目指したい」
このスタナウェイの加入により、2019年のGRMは同じく昨季ルーキーイヤーでランキング22位となった22歳のジェームス・ゴールディンとのフレッシュなペアが完成することになる。
一方、去就が注目された元王者のタンダーだが、GRMからのアナウンスがあった翌日には名門トリプルエイト・レースエンジニアリングへの移籍を発表。
2019年はエンデューロ・カップ登録ドライバーとして2016年王者のシェーン-ヴァン・ギズバーゲン(SVG)とタッグを組み、シリーズ後半の長距離イベント3戦にエントリーすることが決まった。
「レッドブル・レーシング・オーストラリアとして彼らがこの10年間にシリーズで収めた成功は、今さら説明する必要がないほどだよね」と、新たなチームへの期待を語ったタンダー。
「シェーン(ヴァン・ギズバーゲン)のためにトリプルエイトに加入する機会が目の前に現れたとき、私はキャリアを次の段階に進めて、フルタイムドライバーからコドライバーへと移行するのが最善の選択だと考えた」
「この新たなチャンピオンチームに加わることをとても楽しみにしているし、うまくいけば私の経験とスピードをチームのために役立てることができると思う。
そして、私自身もシェーンやジェイミー(ウインカップ)、そしてクレイグ(ラウンズ)から学ぶことが楽しみだよ」
現在、シリーズでホールデンのワークス待遇となるのはトリプルエイトだが、タンダーはそのキャリアの大半で“HRT(ホールデン・レーシング・チーム)”の名称でシリーズに参戦した元ファクトリーチームのエースとして活躍してきた。新たにペアを組むSVGも、その経験に期待を寄せている。
「その膨大な経験を考えれば彼ほど最適なドライバーはいない。クレイグはジェイミーのためにチームに復帰したが、これも最高の人選だ。
そのクレイグと肩を並べる実力の持ち主を探そうと思ったら、ガースしか見当たらないね」とSVG。
「そして何より、バサースト1000で3勝を挙げて5度の表彰台を獲得した実績は何者にも代えがたい。
僕はまだバサースト1000を獲ったことがないし、彼の経験がその夢を叶えてくれる後押しになると信じているよ」”(出典:auto sports web)
馴染みのないカテゴリーで、概要から人名から真っ白ですが・・ オーストラリアで人気とのことで、今回、受け皿的に記事を留めておきたいと思います。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2019年1月16日分の掲載記事です。
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