『サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福』を読み始めて
3分の1程度(〜 位置 No.1412/第2部 農業革命 手前)を読み終えたので、そこまでのおさらい。
書店等に立ち寄った際、しばしば本書を見かけていたものの、興味惹かれるテーマではなく、
また、翻訳本で上下2巻に分かれる構成もあり素通りしていたものの、
年明けNHK BSで放映された(本書)著者ユヴァル・ノア・ハラリ出演の特番の一部を視聴して、
内容に興味を持ったもの。
本来、(『サピエンス全史』の)続編にあたる『ホモ・デウス』を読みたかったものの、
amazonの読者レヴューに
『ホモ・デウス』を読むには『サピエンス全史』から読まなくてはならない、といった記述を見つけたので、まず本書から。
ホモ・サピエンス進化の壮大なる歩み
冒頭に記載した、本を手に取る前に懸念していたことは早々に読み始めてから消え去り、
” 歴史の道筋は、三つの重要な革命が決めた。約七万年前に歴史を始動させた認知革命、約一万二〇〇〇年前に歴史の流れを加速させた農業革命、そしてわずか五〇〇年前に始まった科学革命だ。
三つ目の科学革命は、歴史に終止符を打ち、何か全く異なる可能性を引き起こす可能性が十分ある。
本書ではこれらの三つの革命が、人類をはじめ、この地上の生きとし生けるものにどのような影響を与えてきたのかという物語を綴っていく。”(位置 No.106)
というイントロダクションから
” 本書の読者はおそらく全員、ホモ(ヒト)属のサピエンス(賢い)という生き物である「ホモ・サピエンス」のはずだ。”(位置 No.132)
” じつは、約二〇〇年前から一万年前ごろまで、この世界にはいくつかの人類種が同時に存在していた “(位置 No.188)
” 人間が子供を育てるには、仲間が力を合わせなければならないのだ。したがって、進化は強い社会的絆を結べる者を優遇した。”(位置 No.235)
といった具合、日本語に一旦落とし込まれたであろう分かりやすい記述で、
専門性を持たなくとも、本文で綴られているストーリーに「す〜っ」と惹き込まれていきました。
知られざる?体系的な私たちのストーリー
これまで殆ど馴染みのなかったカテゴリー(人類史)である分、学びが多いですが、
人類発展の系譜、ロマンといった一大ストーリーに多分に知的好奇心を刺激されており、
これから上巻の残り+下巻と長い道のりですが、得られる学び、発見が楽しみです。
また、本書を手に取ったきっかけとなった番組
「“衝撃の書”が語る人類の未来~サピエンス全史/ホモ・デウス」 の再放送が
27日(日)真夜中に予定されており、前回は部分的な視聴にとどまっていたことから、映像から学べる番組の方も楽しみです ^^