オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:「ミュージック・フェスティバル・ライセンス制度」発効で波紋

「ミュージック・フェスティバル・ライセンス制度」発効で波紋

” 2日後の3月1日から、NSW州政府の新しい「ミュージック・フェスティバル・ライセンス制度」が発効するが、ミュージック・フェスティバル主催者らは「未だにどうなることは混乱している」と語っている。ABC放送(電子版)が伝えた。

州政府の専門家パネルは、州内で開かれているフェスティバル14件を「ハイリスク」としており、3月1日以降、州の独立酒類賭博管理局に新しいライセンスを申請しなければならない。

フェスティバルの計画から準備まで何か月もかかり、場合によって1年以上の準備期間が必要になるが、「ハイリスク」に指定されたフェスティバルはすでに来週から始まる。

豪フェスティバル協会のアデリ・ロビンソン氏は、「ライセンス規則は草案を見ただけだ。

この金曜日から発効すると言っているが、規則はまだ最終稿になっていないのにどうするのか。草案には、他のガイドラインを見るようにとの指示があるが、まだそのガイドラインを見ていない」と語っている。

また、NSW州政府はABCのインタビューに答え、「ミュージック・フェスティバル主催者を支援する内容になっている」と述べているが、業界では、政府は作業を急ぎすぎだ」と語っている。

また、「ハイリスク」に指定された14件のミュージック・フェスティバルの一つの主催者は、「当局からなんの打診もなく、理由も挙げられておらず、夜中に突然テキスト・メッセージで『リストに載せられている』と通達を受けた。

業界全体として政府との協議がなければ困る。どうしてそういう結論になったのかを説明してもらわなければこちらも対応のしようがない。政府は急いで規則を作ったという感じだし、省庁間で話し合いをしていない感じだ」と語っている。

また、業界側が州首相と協議しようとした時も「政策関係者」との話し合いだけでそれも何をしたいのかまったくあいまいなままだったと語っており、

フェスティバル客が、「ミュージック・フェスティバルを安全にすることが目的だったはずなのに、混乱した役所仕事ばかりの内容になっており、音楽に対して敵対的だとしか思えない」と印象を語っている。”(出典:NICHIGO PRESS

世界各所で音楽フェティバル全盛の時代、実際、オーストラリアで企画されたものに行きかけた過去(チケット購入後、フェス中止)もありますが、

規制が強化されては競争力が削がれてしまうことも予測され、

運営に関して新興のプロモーター等でない限り、ノウハウは確立されているはずなので、予測される事態に対してある程度の対策は講じられるものと考えますが、さて・・

オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所

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上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2019年3月3日分の掲載記事です。

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