保守連合、総選挙を制し政権維持
” オーストラリアで18日、総選挙の投票が行われ、即日開票の結果、モリソン首相(51)が率いる与党連合(自由党、国民党)が野党・労働党との接戦を制し、政権を維持する見通しとなった。
好調な経済など手堅い政権運営の実績をアピールし、有権者の支持をつなぎとめた。
選挙管理委員会によると、19日未明の時点で、下院(定数151)は開票率95%で、与党連合が72議席、労働党が67議席、無所属などが7議席を獲得する見通しだ。
与党連合は既に無所属議員らの協力を取り付けており、政権維持が可能となる過半数の76議席を確保できるメドがついた。
昨年8月に就任したばかりのモリソン氏は続投する見込みだ。世論調査の劣勢を挽回し、総選挙を勝利に導いたことで、党内の求心力を高め、引き続き安定した政権運営を行う構えだ。
モリソン氏は18日夜、最大都市シドニーでの集会で、「今夜、奇跡を体験した」と述べ、勝利を宣言した。
与党連合は、電気料金の引き下げや移民に対する永住権枠の縮小などを公約に掲げ、国家主導の大型政策を掲げる労働党を「増税政党」と批判してきた。
ただ、与党内では2013年以降、首相の交代が相次ぎ、有権者の間で政治不信が広がっており、事前の世論調査の支持率は、労働党が与党連合を僅差で上回り、約6年ぶりの政権交代の可能性も指摘されていた。
労働党は、与党政権に不満を募らせる有権者の支持獲得に努めてきた。
しかし、米中貿易摩擦などの影響が懸念される中、経済で実績のあるモリソン政権に期待する有権者が終盤で増えたとみられる。
労働党のビル・ショーテン党首(52)は18日夜、「次期政権を担うのは不可能だ」と述べ、敗北を認めた。”(出典:読売新聞オンライン via livedoor NEWS)
政権交代が珍しくないお国柄、与党連合で相次いだ首相交代劇に綱渡り的な厳しい政権運営が続いていただけに、
その可能性(政権交代)が焦点になっていましたが、安泰とは言えないながらも政策推進に推進力を得られる結果になりました。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2019年5月19日分の掲載記事です。
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