Hamburger SV(ハンブルガー SV所属)、元サッカー日本代表 酒井高徳選手の自伝
『W~ダブル~ ー 人とは違う、それでもいい ー』出版記念ミニトークショー&サイン本お渡し会に参加。
サイン本お渡しの前に、20分ミニトークショーが予定されており、
冒頭出版社の方から、本書出版の経緯について
→ 小さいことから今まで思ったこと、外見なところから人と違うことで(自身の経験から)悩んだり、コンプレックスを持っている人たちに、
いいところも悪いところも含め全て受け止めることが大事で、本書を読んで貰い自信をつけてもらうことが出来ればとの思いに、
昨シーズンのハンブルガーSVでの不本意な結果に、そこで自身に向けられたサポーターのブーイングから同クラブでのキャリアが限られていることを肌で感じられていることのお話しなど。
続いて、参加者から質問を募り、今後、日本代表への思い(→自身は代表引退の決意は変わらず、若い世代にバトンタッチ)に
ブンデスリーガでマッチアップしたプレーヤーの中で凄いと感じた選手は?との問いに対しては
Franck Ribery:フランク・リベリーの名を挙げ、何度も向き合ったが、シチュエーションによって全く為す術なく、(リベリが)ボールから目を離していても、ボールや周囲の状況すべて把握しているといったお話しから、他で同じように感じた選手はいないという回答。
更に昨年(2018年)のワールドカップで物議を醸したポーランド戦でのボール回しについて質問が飛び、
ゲームに出ていながら、そういう状況にしてしまった自身に責任を感じ、いっそスピードつけて前線に上がりゴールを決めようかとの思いに駆られたお話しを笑みを交えて ^^
なお、この時のゲーム内容を含めワールドカップ前から代表の力になれていないと感じた場合、引退を決めていたそうです。
印象的であったのは、日本がワールドカップで上位に食い込んでいくためには?との質問に、
サッカーの歴史、文化が、まだ強豪国に及んでいない現実について言及があり、
決勝トーナメントでベルギー戦での闘いぶりにベンチで逞しく感じたものの、最終的にひっくり返されてしまったのは、
そういった点が大きかったとのお話しには、本場で長くプレーされているキャリアに基づいた重みが伴って伝わっりました。
身近に感じたブンデスリーガー
予定通り20分程度でミニトークショーが終わり、酒井高徳選手から
直接サイン本が手渡され、握手を交わしイベントが終了。
同様の機会は昨年、ワールドカップ直後に吉田麻也選手のサイン会⬇︎がありましたが、
30分程度の瞬く間ながら
トーク時間も設けられ、現役のブンデスリーガーを間近に感じられる貴重さに満足感覚える機会となりました。
今まではサッカー日本代表の中の一プレーヤーという捉えでしたが、人がら伝わる機会でもあったことから俄然注目度が上がり、来たるシーズンに声援を送りたく思わせられました。