振武舘黒田道場 黒田鉄山館長の著書
『鉄山に訊け』出版記念イベント 演武実演&リアル鉄山に訊け&サイン会に参加。
最初は、5分ちょっと剣術の実演。静寂から瞬間的に抜かれる刀の静から動くへのコントラストと緊張感が印象的。
【ショートver】「鉄山に訊け」出版記念イベント
続いての「リアル鉄山に訊け」では、月刊誌『秘伝』に長期連載中の「鉄山に訊け」の現実版ということで、
貴重な機会から参加者の中から次々と手が上がり、問われたのは・・
空手の型に関する質問であったり、ご専門の身体の動きに関する質問であったり、時間が許す限りで七問ほど。一つ一つの質問に丁寧に回答された姿が印象的で、
型に力を入れてはいけないことの絶対性に、少しでも動き、気配を消していくことへの意識に、師である祖父泰治様とのエピソードなど50分ほど。
その中で、黒田鉄山先生の元に習いに来られたての生徒さんが、かつて社会を騒然とさせた金属バット殴打事件を引き起こす犯人とすれ違った際、
「あの人、何か気持ちが悪い」と避けて通ったところ、惨劇を既の所で免れたとのお話しは、気、気配に関するお話しとして興味深かったです。
感じた達人の佇まい
その後、サイン会を経て閉会。
武術に関するイベントに足を運んだのは、2016年6月の甲野善紀先生の時以来でしたが、
漠然と興味を抱いている分野で、貴重な機会から参加された方の中には九州からいらっしゃった方も含まれていたという。
内容で理解できたことは部分的ながら、
黒田鉄山先生の武術家の剛な印象とは真逆の柔な感じのお人柄が強く印象に残りました。