減速懸念の経済対策で1,100億米ドル規模の減税法案を上院可決
” オーストラリア議会上院は4日、今後10年間で1,580億豪ドル(1,100億米ドル)規模の減税を実施する法案を可決した。失速が懸念されている経済の押し上げを図る。
減税法案を巡っては2日に下院で可決されたが、保守連合政権が多数派ではない上院での可決は疑問視されていた。
ただ最終的には主要野党・労働党が減税法案を支持。減税は後に富裕層優遇につながるが、迅速な経済刺激策が不可欠と判断した。
モリソン首相は声明で「低・中所得者層は手取り額が増え、より多くのお金を手にするようになるだろう。これが最終的には家計消費を拡大させ、経済全体にプラスとなる」と述べた。
約1,000万人の低・中所得者層は、法案成立後1週間以内に最大1,080豪ドル相当の払い戻しを受ける見込み。
豪中銀も減税を歓迎。10年間で最も成長が鈍化している経済を回復させるため、個人消費を押し上げる政策が必要だったとした。
エコノミストによると、減税により2019/20年に約75億豪ドルが経済に供給されるという。”(出典:REUTERS via Yahoo!ニュース)
連日の経済ネタですが、
速やか適切なる対応が求められる大いなる正念場ですね。